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「Winny は銃である」という見方

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JASRAC の人がそう言っていたというのは知りませんでしたが、池田氏がレッシグ氏にあてたメールでも、その例え方が引用されていますね(当然ながら許可なく銃を製造することは武器等製造法違反)。ちなみに、レッシグ氏は「銃と技術は違う」というもっともなコメントを返しています。

さて、(開発者の違法性は別にして)Winny の性質については、高木浩光氏による解説(下記)が的確だと思います。Winny が(銃のように、でないとしても)「危険なもの」であるという認識が広まれば、少なくともこのような類のソフトを許可なく作成したり(*)大衆に向けて実験することを防ぐ対策の必要性も理解されるでしょう。
→「Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根」(高木浩光氏の日記より) ※他の記事へのリンクも含む
→「Winnyは既に必要な技術ではなく、危険性を認識すべき」(INTERNET Watch)

*はてなブックマークで、高木氏本人による指摘を発見したためお詫びして訂正(削除)します。なお、高木氏の Winny に対する見解は技術的なもので、たとえば私が違法性に言及する場合にまで高木氏の威を借りているつもりはありません。ご了承ください。

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