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フラッシュメモリがディスクの代わりになる日

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SD メモリカードの安売りメールが届いたのですが、フラッシュメモリの価格は下がり続けているようです。「価格.com」でノーブランドの SD カード(2GB)を見ると、現時点の最安価格が1,699円と表示されます(著作権保護機構がないもの)。メーカー品でも1年前に比べて半分~1/3くらいに値下がりしているようです。メーカーが悲鳴を上げる状況だというのも、頷けるところです。

テープメディアの終焉を待ち望んでいた私は、1999年末に世界初の DVDレコーダー(Pioneer DVR-1000)を購入しました。このとき、DVD 記録メディア(DVD-RW/4.7GB)が2000円/枚くらいはしていたと思います。DVD への記録は MPEG-2 が使われるのですが、今では MPEG-2 より効率のよい動画圧縮技術もあります。リアルタイムエンコーディングという点では、詳しく知らないのですが、もし、こうした技術が使えるのであれば、フラッシュメモリは当時の DVD-RW と同程度の価格で同程度の動画容量を持つことになります(←ちょっと強引)。あるいは、8cm DVD(片面2層/2.6GB)でも600円(メーカー品)くらいするようですから、もう少し待てば、こうしたメディアに肩を並べられるかもしれません。

普段使っているビデオカメラも SD カードを使うものですが、小さくて駆動部がないというのはやはり便利です(「ハイビジョンは、まだテープの方が綺麗」という話を聞いたので、今のところ手を出していませんが)。フラッシュメモリの“記録寿命”も気になるところですし、DVD ほど安く、さほど不便でもないメディアが淘汰されるとも思えませんが、このままフラッシュメモリの低価格化が進むと、フラッシュメモリを“日常的な”記録メディアとして使う小型の録画機器が登場してもよさそうです(小型の HDD と組み合わせた「フラッシュメモリレコーダー」とか)。

ところで、かつて「ミデオ」という小型の VHS ビデオデッキがありました。これが登場したとき「これで、ビデオの小型化が進むぞ」と思っていたのですが、あまり流行らなかったように思います。実は、あまり小型のものは受けないのでしょうか?

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