JavaOne初日 基調講演

JavaOne初日の基調講演は、ある意味もっとも注目のセッションです。
Sunから新技術や将来の方向性などが発表になることが多いからです。

会場にはいると、DJ Anna のパフォーマンスが行われていました。
彼女はサンフランシスコを拠点に活動するDJだそうです。

まずはJohn Gage氏が出てきて、
私たちの身近なところあらゆるところでJavaは使われている
という、Sunのイベントで偉い人がよく話すネタでオープニング。

身近な例としてポケットからモバイル端末を出して見せましたが、
これが、今年のJavaOneを象徴しているようです。

次にRich Greenが出てきました。
彼がこのセッションの中核のネタを語っていきます。

・Glassfish V2 ロードマップ
→JRuby・IMS対応など
・Realtime Java 2.0（Java RTS 2.0）の発表
金融・証券などで求められる。
JavaRTS2.0
リアルタイムGC
java.lang.Threadから
javax.realtime.RealtimeThreadへ
・OpenJDK （完全OSSのJDK）の発表
バンドル可能なOSS の JDK
GPL V2
・JavaFX/JavaFXScript/JavaFX Mobileの発表
JavaSEベースのリッチクライアント技術。
JavaFXはSwingよりも簡単にGUI開発
JavaFXScriptはFlashやAJAXとかぶる領域

などが、SONY・Yahoo!・NASDAQ・NASAなど、
各分野のゲストを交えて次々と発表が行われました。

ゴスリング氏・マクネリー氏・シュワルツ氏など
Sunの重要人物も続々登場です。

AJAXやFlashがあるのに、なぜJavaFXScript

が出てきたのか・・・？
と疑問だったので、川原英哉さんに聞いてみたところ
・Flashに比べた場合、Javaはオープンソースである
というメリットは明確にいえるとのこと。
でも、英哉さん自身は言語仕様的に「うむむ・・・」
と感じるところがあるといい、懐疑的なようでした。
あとは、技術的な優位点と言うより
「リッチクライアント分野もSunの技術でカヴァーしたい」
という理由もあるようです。

最後に恒例のTシャツ投げが行われました。
ゴスリングが着ているのと同じTシャツをゲットしました！