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上司がシンガポール人、香港人て増えてませんか?

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私が独立してPR会社を始める前は外資系企業に勤務していた事、また現在もお客様の半分が外資系企業であることもあり、外資系企業の方と情報交換をすることが多いです。そんな中で「いい人(マーケティング担当)がいたら紹介してほしい」と言われた件が二つあり、両方とも上司はシンガポール人(または香港人)になるとのことでした。

つまり、日本法人の社長以外の自分の上司が同じオフィスにいないパターンです。アジアのヘッドクオーターがシンガポールまたは香港に置かれているのです(レポートラインが2系統)。
多分今、外資では一般的なのですが、数年前は少し状況が違っていました。

数年前はこうでした。

日本国内のビジネスが大きく(全体の売上げの10%以上)、日本はアジア地区とは別に管理する。アジアのヘッドクオーターは関係なく、直接アメリカの本社にレポートする(言葉も、習慣も違うし、ある程度独自にやってよしということも多かった)

しかしながら、伸びしろの大きい中国の売上げも全部計上できるアジア担当と、すでにさまざまな製品・サービスの普及が進んでいる日本担当では、伸びしろも少なく、また景気が悪い事もあり、どんどん売上げ規模も逆転していき、日本もアジア全体で管理しますという形になって来ているようです。

そんなわけで、香港人やシンガポール人の上司と、いかにうまくコミュニケーションをとって日本でのビジネスを遂行していくか、というのが、今の外資系企業のマーケティングの人に求められる能力だったりするのかなとふと思いました。

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