取材が記事にならない10の理由というブログを書きました
先日、目黒広報研究所のブログのほうに、「取材が記事にならない10の理由」というブログを書きました。
記者に取材さえしてもらえれば記事になる。自分は記者とのコネクションがないから、記事にならないんだ
そう考えている人もいるかもしれません。
でも、そうではないのです。実は記事にならない取材もあるのです
ここで私が言いたかったのは「情報を受け手がアウトプットできる状態で渡しているかどうか」もっというと「そもそも取材に値する内容で取材をセットしているか」ということです。
ただ、自分がすっきりするために話をしたり、本筋とは関係のないおもしろい話をして楽しんでもらっても、それはアウトプットにつながりません。難しい言葉で語っても通じません。いわば記者に伝わる言い回しで書かれたものがプレスリリースであり、記者に伝わるように話すのが取材だと思っています。そしてニュースのネタということであれば、新規性のある内容なのかどうかということも関連してきます。
お金を払ってインタビュー風の広告を作ってくれる取材(ペイドパブ、記事体広告)だと状況は違います。絶対に掲載することが前提なので、相手が苦心しつつもいろいろ聞き出してくれます。これに慣れてしまうと危ないです。普通の記事には金銭は一切絡みませんから「この内容は読者に伝える価値がないな」「どうも話がはぐらかされてしまい、載せようがない」と思われたら掲載されません。更には「そういえば、前回もこの会社の取材はひどかったな。次からは断ろう」などという最悪な結果をうむ可能性さえあります。準備不足で安易な取材セッティングはかえって怖いのです。
- 簡潔に
- 短時間で
- 客観的なデータを交えて
- 写真などの素材を用意し
- 知らない人にもわかりやすく
- どこが新しいのか(画期的なのか)を説明し
- ユーザーの利点をあげ(または社会に及ぼす影響をあげ)
- 短時間で語る
なかなか難しいですが、取材を受けたのに掲載されなかった場合、上記をチェックリスト的に活用して、「次回からどういう取材にするか」を考えてみると勉強になると思います。