広報・マーケ担当はブロガーになるといいかもしれない
広報やマーケティングの仕事をしていると、ついつい自社製品は優れているという気持ちになり「優れているんだから伝わるはず!」とか「製品の良いところを目一杯表現したい」という気持ちになりがちです。
とにかく、客観視が難しいのです。本人は純粋な気持ちでやっていても「押し付けがましい」感じになって引かれてしまう事も。
そんなときに有効なのはブログ執筆かなと思いました。
他の会社(競合だと差し支えるでしょうから、さほど自分のビジネスに遠くなく、少し異なる位置にいる企業が良い。自分の興味関心のある分野であることが必要)のブロガーイベントに参加したり、USTREAMを見たり、ネットに公開しているプレスリリースを見たりして、それをブログで紹介してみるのです。
これをやると
- 情報が足りない
- 具体的な内容が少ない
- 写真が提供されていない(会場が暗くて撮影できない)
- 説明が冗長
- 宣伝ばかり
- そもそも、今話してる人は誰?(●●さんはこう言ったとブログに書きたいのに、誰なのか聞こえなかった。紙に書いて配ってくれればいいのに)
- どこが新機能なのかわからない
- 新機能で、どんな人にとって、どう便利になるのかわからない
- 時間が長くて疲れた
などということが見えてきます。これは、自分のプロダクトの発表やプレスリリースにそのまま活かせる内容です。
その会社の新製品の内容をブログにまとめれば、その会社の方も喜びますし、自分のブログ執筆力も高まります。
ブログにレベルの高い記事が蓄積されていけば、いろいろな会社の興味深い発表やイベントに呼ばれる機会も増えていきます。
一般の人は入れないイベントにも入れるようになっていきます。自分がどのように呼ばれたのかを考えると、自分が開催する説明会にどのように書き手の人を呼んだら来てもらえるかなということも見えてきます。
つまり、皆が得をします。
広報ではない人は「ブログが読まれ、いろんなイベントに呼ばれたり・・・」という部分のみが得かもしれませんが、広報の人は「仕事の立場でのノウハウも学べる」という部分までが得なのです。つまり、得する部分が多いのです。
客観視が得意で、とてもうまく自社メッセージの発信を行っている企業の広報・マーケ担当の人で、人気ブロガーの方も結構いると思います。
但し、やり方を間違えると要点の絞れていない、誰からも読まれないブログになったり、批判的なブログになったり、炎上したりという危険もあります。自分が好きなブロガーさんは同じ内容をどう取り上げたのか等を分析するなどして、勉強しながら取り組むのが良さそうです。
とは言っても、ブロガーイベントにどうやったら参加できるのかわからないという人もいるかもしれません。良いブログを書き続けていれば自然とお声がかかるのですが、最初の頃は自分から探すことも必要かもしれません。
方法としてはネットで検索したり、専門にイベントを運営している会社のメルマガに登録したりする方法がありますが、まずはブログを作って、いくつか記事をアップしておくことが必要かと思います。あるブログイベント運営会社によれば、参加者の過去ブログは読まれており、レベルや内容等がチェックされているそうです。でもそれって確かにそうですよね。ハンバーガーのイベントにIT専門のブロガーは呼ばないと思いますし。
私が書いているアイティメディアのブログや、BLOGOSなどのブログのプラットフォームを借りる事でも、ブロガーmtg参加のお声がかかることもあります。
弊社は広報・マーケティングコンサルティングの会社で、ブロガーイベント専門会社ではないので、それほどたくさんのイベントを手がけるわけではありませんが、IT系、ガジェット系、ライフハック系などのイベントを手がける時があります。もし、そのようなブロガーイベントに参加してブログを書いてみたい方がいましたら、ブログのURLを添えてツイッターなら@kyocorinへ、ウェブからなら弊社問い合わせフォームでご連絡をいただけたらと思います。興味・関心などの条件が合った場合にはご紹介をさせていただければと思います(必ずご紹介できるわけではありませんのでご了承ください)
いろいろ「得をする」と書いてしまいましたが、あまりに用意周到だといやらしい感じがしますが、楽しくブログを書いていたらいろんな結果もついてきた、みたいな感じになるといいですよね(笑)。