mixi足あと機能改修は何故だったんだろう?
6月13日からmixiの足あと機能が改修されました。今まではキリ番(キリのいい番号の足あと)を誰が踏むのか、また興味を持って自分の日記を訪れてくれた人を追いかける事ができましたが、それができなくなりました。
2004年2月というかなり早い時期からmixiを使って来て(IDは4000番台です。最初は平和でのんびりしてました)、だんだん人が増えて来たので日記は友人のみ公開、場合によっては一部の友人のみ公開にしました。そのような中で、足あとは、誰が見に来てくれたということを知るのに非常に重要な機能だと思っていました。その反面、日記を公開していないに関わらず、胡散臭いサイトへの誘導や宣伝系の足あとが大量についていることに不快感を感じていました。アカウント名自体がもう広告みたいな人たちとか。
私のように比較的ネットに慣れている人はそれほど被害にあいにくいのかもしれませんが、比較的ネット歴の浅い人などは、足あとがついたから見に行ったことでよからぬサイトに誘導されたり、こまった勧誘を受けたり、いかがわしい内容を見せられたりという人もいたのではないかと思います。
そんなわけで、昔は興味を持って近づいてくる人と関わることの出来る良い機能だったものが、悪用されてしまったために、デメリットがメリットを上回ってしまったのかなと推察されます。なんと、自動で足あとをつけて回るツールなんていうものも出回っていると聞きますし。
今回の改修で、知らない人が訪問した痕跡が残らなくなりました。友人や友人の友人の痕跡は残りますが、リアルタイムではない状況です。とても残念なのですが、ミクシィさんだって、いろいろ考えて、反対が出るのは承知だけど仕方なくという行為だったのかなと思ったりもしました。
とりあえず相手のところを訪れた痕跡を残すには意図的に「いいね」ボタンを押すか、コメントを残す必要が出てきました。操作が一段階多くなった訳です。
すでになくなった足あとボタンを押すために、ついマウスを右斜め上に動かしてしまいますが(笑)、とりあえず無料で使わせてもらっている私は、いいねボタンを押す形で使い続けています。
ですが、この足あと改修に関して反対する大きな動きも出て来たようです。反対するためのコミュニティ「mixi 足あと機能改悪反対!」の登録も20万を超えています。今後の動きにも注目していきたいと思います。
皆さんの声をうけて、将来的に若干機能が修正されて、友人の足あとだけでもリアルタイムで表示されるともっと気持ちよく使えるかもしれませんが、どうなんでしょうね。
どちらにしろ、SNSの楽しさを私に最初に教えてくれたミクシィ、ユーザーとして引き続き応援したいです。自分が一番気に入っている、時系列で日記をさかのぼれる機能は本当にありがたく、ブログや他のSNSと併用しながらもずっと活用させてもらっています。
*余談ですが、最近話題のリンクトイン(LinkedIn)にも足あと機能があります。無料版では直近のもので、自分のネットワークの人しか詳細が表示されず、自分のネットワーク外だと「人材業界のマネージャー」「PR会社のエグゼクティブ」「●●という会社の営業担当者」などと中途半端な表示になっています。ご参考まで。
*最後に本ブログを書くきっかけとなったつぶやきを寄せてくださったマイミクさんに感謝申し上げます。いろいろ意見交換をする中で、考えが少しまとまったように思いました。
*足あと機能改修の発表が6月6日で、実施は13日でした。一部本文を修正しました。