情報満載名刺について考えた:その2
さて、引き続き、名刺の話なのですが、今日は、名刺本体の話から発展し、名刺交換時のコミュニケーションの話をしたいと思います。ここでは、懇親会などでの名刺交換を想定して、考えてみたいと思います。
名刺交換って、双方向コミュニケーションなのですよね。
「以前お会いしたかと思いますが」「名刺が変わりまして」な
どと、再び名刺交換をする機会を作って、将来的に「失敗した名刺交換」を挽回することも可能と思いますが、再びその方に会えない可能性もあるわけで、初回が重要なチャンスとなるわけです。
そのときに、自分の情報満載名刺への相手からの質問やその回答に終始してしまうと、
せっかく名刺をもらった相手の情報を得ることができません。
「よしよし、当社事業に興味をもって、話が弾んでいるぞ。やっぱり名刺に多数情報を入れておいて正解だ」
と思っているとき、相手は、
「あれ?こっちが質問するばかりで、全然当社への質問が出ないな。こちらに関心がない人なのだろうか?自分の話ばかりが長いな。コミュニケーションが取りづらいな」
と思っている可能性もあるわけです。
プライベートな場面に置き換えてみても、自分が相手に興味があれば、その人の話をもっと聞きたいと思うから、たくさん質問をして、相槌を打ちますし、相手もこちらに興味があれば、いろいろ質問をしてきて、相槌を打って、更に答えた内容からまた話が膨らんでいき、会話のキャッチボールが行われていきますよね。
名刺交換だって、そういう感じだと思うのです。
会話のキャッチボールがなく、自社の説明ばかり。更には、相手の情報も得られないとなると、次につながらなくなるのではないかと思いました。
でも、もし、この最初のコミュニケーションであまりうまくできなかったとしても、挽回の方法があります。それは「メール」なのですが、もし、このあたり興味がある方がいれば、書きたいと思います。