ゲゲゲの女房に学ぶ、メディアの変化の乗り切り方?
NHKのゲゲゲの女房を楽しく見ています。
「私の履歴書」を読んだりしていて、水木しげるさんには興味があったということもあるのですが、当時29歳、背が高くてお見合いを断られていた主人公が、39歳、片腕の水木しげるとお見合い、5日で結婚というのにもビックリしつつ、ついついストーリーに引き込まれています。そのうち深大寺にも散歩に行きそうな勢いです(笑)。
前置きが長くなりましたが、貸本漫画を書いている水木しげるの活躍の場がいろいろと移り変わっていくことが触れられています。
紙芝居(廃れてしまう)
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貸本漫画(皆が漫画を買うようになり、貸本のニーズが薄れ、貸本漫画出版社の倒産も相次ぐ。原稿料もなかなか入らない)
という部分が今の段階で描かれているのですが、この後は、きっと、
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マンガ雑誌
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アニメ
というように移り変わっていくのではないかと見ています。
いつまでも、紙芝居にしがみついている人が、お金を工面してもらい、まだ紙芝居を見てくれる子供がいる地へ旅立つ場面なども描かれています。自転車操業でやっている貸本漫画の出版社社長が病気になったり、原稿料が払えずに値切ったり、逃げたりという場面も出てきます。本当に、いろいろ考えさせられます。
というのも、やはり、歴史って繰り返しているんだなと実感させられるから。
今、まさに、情報の伝え方(伝わり方)、漫画ではなくても、コンテンツを読者に届ける形態の変化がすごい勢いで起きていると思うのです。
単なる朝のドラマですが、違った見方で学べることも多いのかなと感じました。
(少し話がそれる上に余談ですが、「届ける」という意味では、漫画を一括して送ってもらってレンタルする仕組みがツタヤでは行われており、もしかしたら「貸本」ビジネスの変形版なのかなと思いました)