オールアバウトには2種類あった。
ガイドによる情報が公開されているオールアバウト。ときどき参考にさせていただきます。このガイドさんたちは、所定の審査に合格し、少額ながらもオールアバウトから原稿料が払われています。そしてオールアバウトのガイドということで、テレビや雑誌からの取材の問い合わせも増えたり、新しい仕事につながったりして、オールアバウトの運営側とガイドとの間でWin-Winの関係が築けているものと思われます。内容もおもしろいものが多い印象です。
ところで、オールアバウトにはもう1つ、「オールアバウト プロファイル」というものがあります。実はこっちは、ガイドがお金をもらうのではなく、ここに出ている「専門家」がお金を出して掲載してもらっているのです。つまり「広告」の集合体のようなものなのかもしれません。一箇所のサイトで関連広告が一度に検索できたら、非常に便利なので、このサイトを否定するつもりはないのですけど、ちょっと気になるのは、そこで紹介された専門家に無料で質問が投げかけられるという点です。
もしかしたら、無料で質問する人って、お金を払ってサービスを受ける人に移行しづらいのではないでしょうか?これは以前書いた、Prieaのエントリにも関連しますけど。(これはサービスの種類にもよるかと思いますが、一度の質問で完結してしまうとそこで終わってしまいますよね?)
更には、特定の項目は登録者が多く、画面がスクロールしてしまって、昔に登録してあまり更新をしていない人の情報がなかなか探せないような作りになっています。
ちょっとオールアバウトさんに失礼なエントリになってしまったかもしれませんが、このプロファイルという仕組みはもしかしたら再考の余地があるのではないかと(工夫なされたらおもしろくなるのではないかと)思ったので書かせていただきました。
実は、私のところには、毎回同じ文面(と思われる)でお金を払ってこのオールアバウトプロファイルに出ませんか?というメールが、ここ3ヶ月くらい月1くらいのペースで送られてきています。この宣伝メールの解除の方法も書かれていません。もちろん、私は原稿をいくつかの媒体に書いて原稿料をいただいていますので、お金を払って、質問に答えませんかとか言われても、興味が沸きません。お金を払って専門家に入れてもらうというのもどうにも馴染まない感じです。専門家などといわず、ジャンル別に紹介するディレクトリですよ、と言われたほうが気持ちが良いかもしれません。
同じくオルタナブロガーをされている今泉さん運営のpepozもそうですが、専門性を持った人が、無料で登録できるサイトがあるわけで、オールアバウトプロファイルというサイトにそれ相応の集客力がないと、なかなかお金を払って登録して文章も書こうという気にはならないような気がしました。
記事を書いてくれる人に原稿料を払うモデルではなく、書く側に対して「掲載してあげるよ」とお金が取れるモデル(今までの広告のモデルに近いものの「広告」である旨の表記がない)がうまく回れば、それはそれでよさそうですけど、なかなか難しいのではないかなという印象を受けました。それで、なかなか専門家が集まらずにしつこくメールを送り続けているのかなと・・・。
どうなんでしょうか。
インターネットを活用したビジネスはいろいろな可能性がありますし、個人的にもとても興味があるので、いろいろと考えて見ますが、送られてきた宣伝メールひとつとっても勉強になります。