大学講師などの求人に関する話
昨年からある私立大学で非常勤講師をしているのですが、それをブログに書いたら「非常勤の求人はどこにあるの?」という問い合わせをいろいろな方からいただきます。
公募していない場合は、最初のきっかけはずばり「コネクション」になります。
先日、尊敬しているある外資系企業の社長が「推薦状はとても大事。変な人を紹介するとこちらの評価も下がるので、ちゃんとした人を紹介するようにして、推薦状も力を入れて書いている」とおっしゃっていました。これは転職の話ですが、その話でもわかるように、人の紹介って、とにかく大事です。
ある優秀な知人は、非常勤講師を希望していましたが、最初の1回がなかなか決まりませんでした。「なかなか決まらない。よいポジションが空いたら教えて」と周りの友人知人に言っていたこの人は、友人から飛び込んできた、急にできた空きに対し、すぐに経歴書を作成。決まった後はとんとん拍子。他の複数の非常勤も決まるようになり、3年位で准教授にまで上り詰めました。(←注:このエピソードは事実に基づいていますが、本人特定できないよう、少し脚色しています)
もちろん私の場合も、大学院の先輩の紹介がきっかけでした。
非常勤講師はやりたい場合は周りの人に言っておく必要があるかと思います。また、他の方法としては、公募しているものは、「研究者人材データベースJREC-IN」に求人が出ますので、こちらをウォッチしておく方法もあるかと思います。ここを見ると、必要とされるバックグラウンドや、どんな書類が選考の際に必要になるかもわかるかと思います。
ちなみに非常勤講師の給料は高くないので、やりがいを感じる人向けです。自分の経験を20歳前後の若い世代に伝えていく仕事と考えるとワクワクするような、そんな人にとっては、とても楽しいことのような気がします。