先日某所で飲酒しながら少し議論した内容について書きたいと思います。
オンラインメディアには、送られてきたプレスリリースから、読者の注目度の高そうなものを選び、そこから記事を書き起こしてわかりやすいニュースにして掲載するメディア(IT Pro、アイティメディア、japan.internet.comなど多数)もあれば、とにかくプレスリリースはそのまま加工せずにWeb上においておいて、自由に閲覧できる状態で公開をしているメディア(メディアと言うかサイト?)もあります。
後者の言い分の一例は以下のようなものでした。
「サイトの収益源は、なんといっても広告。広告を増やすには、ページビューの増加が必須。そのためには、とりあえず多数の情報をアップしておく必要がある。文章が稚拙であっても、注目度が低くても、専門の記者が内容を取捨選択するという作業を省略し、人件費を圧縮してページビューを稼ぐには、とりあえずそのままのせておくという方法を選択している。」
人件費をかけずにページビューが稼げ、広告まで取れるとなると、なんだか魔法のようです。でも、よく考えてみると、実際に自分が見るサイトというのは、前者です。広告を出すのも前者です。
網羅的にプレスリリースが蓄積されているサイトの場合、検索エンジンで特定のキーワードを入れて探し出すという、何かを調べる作業などには使えますが、いかんせん量が多すぎて、普通に読むと、読みきれないように思います。文体も統一されておらず、プロが書いていないのでわかりづらいことも。重要なネタもそうでないネタもとりあえず同じレベルで公開されているので、見つけ出すのも大変そうです。そう考えると、普段ニュースをチェックするサイトにはなり得ないように思います。すると、検索で引っかかってくる一見さんはそれなりに多くなっても、日常的に見てくれる人は少ないのではないでしょうか?
そうなると、ジャンル分けされ、記者の目で重要だと判断されたものがコンパクトに提供されているほうが、短時間に重要記事を閲覧でき、日常的に訪れるニュースサイトとして適しているように思われます。
人件費をかけずになんとか売上をあげるというのは、誰しも考えることだと思いますが、ニュースサイトの場合はどうなんだろう?と思った次第でした。
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加藤 恭子
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。
立教大学兼任講師。
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