外資系の大変さ
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外資系企業には制約が多いです。足かせ、手かせになる内容としてよく聞くのは、
- すべてのレポートを英語に直さないといけない(記事が雑誌に載ったらその雑誌の概略、記事のサマリーすべて英語で用意しないといけない)
- 本社の承認が得られないとお金が使えない。承認プロセスが長い
- 上司が海外におり、細かいコミュニケーションがとりにくい。そして「日本人はなぜ英語が話せるのに、カタログを日本語に直すのか?シンガポールも香港もカタログは英語のままで大丈夫なのに。」などときいてくる。日本でビジネスが他国とやり方が違うのを理解していない
- 自由な広告やカタログは作れず、「このキャッチコピーってずれてる。日本では通用しない」と思っても、自由度がない。ただ、言われるままにやるだけの仕事が中心
- 人を採用するときに、英語がしゃべれるということが最優先され、国内企業で実績を上げたスペシャリストを採用しようとしても、英語面接で落とされてしまい、結局は英語だけできて仕事のできない人が入社した。案の定、上司への報告だけがうまく、実際の行動は全然しない・・・
- PR会社を使うといっても、本社が指定したところしか使えない。
- 本社から送り込まれてきた外国人があまり仕事をしないが、よいポジションに居座っており、そのせいでビジネスがうまく遂行できないのだが、彼・彼女の権力が強く、追い出せない
- 顧客の問い合わせ情報もすべて英語に直してデータベース化する必要があり、Webからの問い合わせに関してもお客様に英文の社名やお名前を入力してもらわなければならない。
私が勤務している/勤務していた会社がどうとかいうわけではなく、上記は本当によく聞かれる話です。外資系勤務の人は「あるある!」と言ってくださる人もいるのではないかと思います。
それを考えると、日本企業(特にフットワークの軽いベンチャー企業)の場合はこのようなこともなく、その分だけ迅速なビジネスが行えるという面で非常に有利なこともあるような気がします。
ちょっと大げさでしょうか?
でも、なんだかんだいっても、外資にもよいところがたくさんあり、気がついたら結構長いこと外資系にどっぷり浸かっているのですが・・・
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