「遊び上手は生き上手」斎藤 茂太著
「遊び上手は生き上手」斎藤 茂太著
先日実家に行った際に父から渡された本です。仕事を辞めてから、実家に行くとなぜか父から本を渡されることが多くなった気がしますが、大体ジャンルの傾向は、
・健康関連
・生き方関連
です。
内容は本のタイトルそのものという感じで、「人生は楽しむためにある」「人は仕事より遊びで磨かれる」というような内容です。
著者の斎藤 茂太さんは、あの斎藤 茂吉さんの長男で、医師でありながら多くの著書を書かれている方ですね。私の父からも既に茂太さんの著書は何冊目になることやら。
この本を渡されるときに父から「おまえの生き方そのものという感じだ」と言われました。
父は長年中学の先生として仕事を続け、最終的には校長までやりましたが、私の子供の頃の思い出として、父と遊んだ記憶はほとんどありませんし、旅行も大抵父は抜きでした。家にいるときは仕事をしているか、ごろんとしながらテレビを見ているくらいで、趣味のようなものも無かったと思います。母は多趣味で、油絵・ママさんソフトボールなどを楽しんでいました。
私自身は、子供の頃から模型作りや分解が好きでしたが、どちらかといえばいじめられっ子で、太っていて運動も苦手で、勉強はできましたが人生はあまり楽しんでいなかったという感じでしたが、高校くらいからかなり考え方が変わり、自分の好きなようにやろうという感じになり、以降はたっぷり遊びました。
社会人になってからも、薄給だったため、ゴージャスな遊びはできませんでしたが、お金がないなりに工夫して遊んでいましたし、結婚して子供ができた頃から多少は収入もまともになった時期もあり、若い頃に我慢していた趣味をどんどん実現させてきました。非常に多趣味だと思われていますが、実はかなりはまり込むタイプなので、同時に複数の趣味を、というよりは、順番にやってきたという感じです。
自分で面白いと感じているのは、徐々に仲間と楽しむ趣味が増えているのかな、ということで、ソフトボール(趣味かな?)、バンド演奏、サイクリング、ブロガー交流などは、仲間の方々と楽しむ要素もたくさんあります。おそらく年を取るにつれて頑固さが弱くなり、他人を受け入れやすくなってきたのだろうと思います。
昨日の記事ともつながりますが、やるからにはとことん楽しみたい性格です。仕事も遊びも、本気でやるから楽しいもので、かじるだけでは本当の楽しさは分からないものです。楽しめるかどうかは、「否定せずにまずはやってみること」だと感じています。そして、「やり始めたら面白みが分かるまで続けること」です。最初からうまくできるような遊びは、大抵すぐに飽きます。なかなかうまくならないものほど楽しめるものです。まさに仕事と同じですね。
書評という感じではなくなってきましたが、やりたいことがたくさんあって時間が足りない現状は、とても幸せなのでしょうね。