オルタナティブ・ブログ > ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦 >

エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

クールビズの軽装でワイシャツの胸ポケットからスマートフォンを落としたことがある人には朗報

»

 長い長い記事タイトルだが、身に覚えのある人は多いのではないだろうか。特にトイレでの落下&水没事故。私自身も1度あるしうちの嫁も買って3日間の新品の携帯をやってしまったことがある。

 そんな苦い経験を以前に何気なく専門家の人に相談してみたところ、なんと対応商品を考案してくれた。既にitmediaでも「スマホ対応ポケット付きYシャツ、登場」という記事で紹介してもらっているが、国内ワイシャツメーカー大手のフレックスジャパンがスマートフォン対応のワイシャツ(正確には「スマポケ」という専用ポケット)の提供を開始した。

 スマートフォンのような大き目の端末を通常のワイシャツの胸ポケットに入れるとたいてい上の部分が頭を出す。これが屈んだりした際に落下する一番の原因だが、この対策用にポケットの深さを深くしているのだ。これだけでも十分効果的だが、さらにその上に蓋までつけてより強固に防止している。ちなみにひとくちでスマートフォンと言っても、機種ごとにサイズは異なるので、ポケットのサイズは3タイプから選択できる。

 さすがに既製品で提供する事は難しいということで、フレックスジャパンの運営する通販サイト「プラトウ」の中で行っている「受注生産商品」での対応のみということだ。「プラトウ」はもともとアウトレット商品を扱っており、ワイシャツの値段は量販店で多く見る価格帯と同じか1000円高い程度になっている。専用ポケットの加工賃は年内は無料になるキャンペーンも実施するとのこと、これはこのとてつもない円高の中で未だに国内工場を残しているからこそできることで海外に工場を移転しまったら当然不可能だそうだ。

 ちなみに同じスマホ対応シャツというコンセプトで6月に京都の会社から「跳ねてもかがんでもスマホが落ちにくい――専用ポケット付きシャツが登場」というのも発表されているが、これはどちらかといえばカジュアル向けになる。こちらのニュースにある大阪のテーラーヨシモトの考案した携帯電話収納ポケット技術「P4PSYSTEM」という特許については、以前にフレックスジャパンでも一度商品化を行ったそうだ。ホルスタータイプのこの形態のポケットは収納と安定性ではメリットがあるが、取り出し易さという面で難があるために今回は、ポケットの深さと蓋の工夫としたとの事。

 フレックスジャパンは私の取引先になるが、今回のスマートフォン対応ワイシャツ以外にも特殊繊維を使った通気性と速乾性に優れた節電シャツなんてのも作っていたりするので、興味がある人はぜひ一度「プラトウ」で試しに購入してみてください。

===当ブログでの過去の関連記事
フリーミアムモデルと受注生産方式をECサイトに取り入れたワイシャツメーカー

===2012.7.22 23:12追記 ちなみに商品化のときにちょっと調べたところ、医療現場の世界では既に昨年からタブレットPC対応白衣というのが商品化されています。 ・クラシコ タブレットポケット コートミズノ タブレット型PC対応ポケット付メンズダブルドクターコート
Comment(0)