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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

人の繋がりを表す6次の隔たり、会社の場合は4次となるらしい

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 ミルグラムが実験によって発見した「六次の隔たり(Six Degrees of Separation)」。知り合いを6人以上介すと世界中の人々と繋がれるという有名な仮説だが、今朝の日本経済新聞の「緊密化する企業取引ネットワーク つながるリスク最小に 」(※リンクは日経電子版の記事にリンクしており非会員は読めません)という渡辺努東京大学教授の記事の中に、会社どうしの繋がりを測定した話が載っている。以下にその部分だけを抜き出して引用した。

筆者は、筑波大学の水野貴之氏、日本大学の相馬亘氏と共同で、企業同士がどの程度密につながっているかを計測した。使用したのは一橋大学と帝国データバンクの共同プロジェクトのデータベースで、日本企業50万社について、各企業の取引先数および主要な取引相手企業の名称が記載されている。
(中略)
 図は50万社中のある企業(企業A)を無作為に抽出し、その企業の販売先数を示したものだ。
(中略)
 さらに3リンク先をみると販売先数は23万社と全企業の約半数に達する。3リンク先がどこかを経営者が知らないのは無理もない。4リンク先ではほぼ全社とつながる。
 50万社のうち任意の2社を取り出したときに何リンクでつながるかを調べると約4リンクであり、企業Aが特殊な事例でないことがわかる。

 記事にあるように4次の隔たりというのはあくまで日本国内での結果となるが、グローバル化が急速に進んだ現在、また特に日本の部品産業は世界的に有名ということを考えると世界に広げてもおおむね4次か5次でつながると思ってよいのではないだろうか。個人の比べて法人のほうが若干世界は狭いようである。

 そういえば一か月ほど前に「米Yahoo、Facebookでスモールワールド仮説を検証中」というニュースがあった。米Yahoo! ResearchがFacebook上のソーシャルグラフを活用して最新の世界のスモールワールドぶりを測っているらしい。その後は追っかけていなかったがそろそろ結果が出たころだろうか。
 ミルグラムの実験からは45年が経過したが、世界はますます狭くなったのだろうか。

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