シニア層のメディア接触時間:タブレット端末が携帯電話、本・雑誌、新聞を抜いてラジオに並ぶ!?
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誠Biz.IDの「シニア層に聞く、地域情報の入手先は?」という記事をつらつらと読んでいて以下の一文に手が止まった。
シニア層は平日、どのメディアと接触している時間が長いのだろうか。インターネットを使った調査ということもあってか、1日の平均時間は「PC」(3.2時間)がトップ。次いで「テレビ」(3.1時間)、「ラジオ」「タブレット端末」(いずれも0.9時間)、「本、雑誌」(0.8時間)と続いた。
60歳以上が平日に接触する時間でラジオとタブレット端末が同じってそれってすごくね!?おいおい、「地域のイベント情報は回覧板から入手している」なんて項目よりトップに取り上げるべきだろう、と思いさっそく元データにあたってみた。
元となったNTTレゾナントの「シニアの情報端末保有状況に関する調査」をみて納得。なんのことはないタブレット端末の保有者がn=200とラジオ、新聞、携帯電話のそれと比べて約40分の1と少ないのだ。
まあ私のはやとちりは置いておくとしても、このデータは興味ぶかいと思う。まず60歳以上を対象とした調査でタブレット端末保有者がそれなりの数集められた事、そしてタブレット保有者は、携帯電話より長めに接する傾向があり、人によっては新聞よりもタブレットをじっくり見ている。
今スマートフォンとタブレット端末は異様なスピードで一般家庭に入り込みつつあるのでこの傾向は、今後さらに加速するはずだ。シニア層が普段利用しているサービスでオンラインショッピングがトップになっている事と合わせても、シニア層向けのビジネスモデルは一変する可能性がありそうで、こりゃ年寄りには紙が一番とばかりに思い込んでいた私の頭の中の常識はリセットしないといかん。
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