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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

最近電話の回数が増えているんですよって・・・

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 ここ最近ある取引先からかかってくる電話の回数が非常に増えてきた。いろいろ仕掛けていて細かくコミュニケーションする必要が増えているのが一番の理由だが、なかにはメールですむような事を何度も何度も電話で知らせてこようとする人もいる。
 怪訝に思ってなぜメールを使わないのか聞いたところ、メールを使って外部の人と情報交換することは情報漏えい対策などの面から厳しい監査対象になっており、その為に大切な連絡はメールではなく電話を使うようにしているとの言。

 うーん。思わず首を傾げてしまった。企業におけるコンプライアンスの重要性はもちろんだが、ちょっとそれが行き過ぎてしまっているのではないだろうか。

 実際に私は結構外出が多いので電話を貰っても折り返しになってしまうことが多く、その折り返し電話をかけると今度は先方が別の電話中で・・・という白ヤギさんと黒ヤギさんのような冗長な作業の繰り返しが頻発している。その方々はメールを使わずに電話を徹底活用しているので話中が非常に多いのだ。

 メールシステムやその監査システムには結構なIT投資をしているはずだしそれを活用しない(できない?)というのは資産活用の面でも不効率だ。というか、社内コミュニケーション基盤の構築や活用を生業としている私にとっては、電話の回数が増えるというのはあまりにも時代に逆行していて情けなくなる。

 まあ時代が時代だけに、今はセキュリティやコンプライアンスに敏感になりすぎているだけで時期に揺れ戻してバランスの良いところに落ちてくるとは思うのだけど、早くそうなって欲しいものだ。

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