社内に“ソーシャル”を持ち込む際の良くある勘違い
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相変わらず“ソーシャル”が話題だ。そして企業や組織の中にも“ソーシャル”を取り込もうという話も相変わらず良く聞く。ガートナーなんて4年以内に全企業の5分の1でソーシャルメディアが電子メールに取って代わると予想しているほどだ。
だがちょっと待って欲しい。組織内の“ソーシャル”がネット上の“ソーシャル”と同じになるのだろうか。そんなわけはない。両者では使う技術は同じでも異なることが結構ある。そのポイントを的確にまとめた「エンタープライズ・ソーシャルネットワーキングの4つの間違い」という記事がjapan.internet.comに載っている。関係者は熟読すると良いと思う。
この記事では(欧米での?)担当者の良くある勘違いを
- エンタープライズ・ソーシャルネットワーキングとビジネス・ソーシャルネットワーキングは同じものだ
- エンタープライズ・ソーシャルネットワーキングは公開コンシューマー・ソーシャルネットワークと関連付けられている、もしくは接続されている
- エンタープライズ・ソーシャルネットワーキングは既存のアプリケーションと統合すべきだ
- エンタープライズ・ソーシャルネットワーキングは、性能、仕様、および機能を追加することでコンシューマー・ソーシャルネットワークより「良いもの」にすべきだ
の4つとして紹介している。内容等についてもほぼ全面的に同意なのだが、私の経験からいうと日本ではこれ以外にもう少し良くある勘違いがある気がする。以下思いつくままに書き出してみると日本でのそれは、
- 社内にmixiやTwitterといった一般向けのソーシャルネットワーキングをそのまま入れれば良い
- 今までのグループウェアやフォーラムは古くさく、今風のソーシャルネットワーキングに劣る
- 現在使っている社内のパッケージシステムについているソーシャルネットワーキング機能を使えばすむ
- 組織にソーシャルネットワーキングを持ち込むと直ぐに組織が変わるなど目に見える効果が上がる
あたりの気がする。
他にもまだ出てきそうなので、ちょっと今週末にでも一度じっくり考えてみたい。
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