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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

お金が無いなら社内コンシェルジュをやれば良いじゃない

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 最近社内でナレッジマネジメントの展開を行いたいからと呼ばれて相談を受けることがまた増えてきた。で、相談に答える形でひとしきり話を聞かれて最後の段になって、実は不景気でIT投資にまわせるお金は無いという話を切り出されることも多い。

 でお金がないとナレッジマネジメントができないかというとそんなことは無い。以前にもローテクナレッジマネジメントをいくつか紹介してきたようにアイデア次第でどうにでもなる。

 特に最近私がお薦めしているのは、社内コンシェルジュの設置・運用だ。これは社内に「なんでも相談センター」を設置して、営業なり開発なり現場の困っている事を解決する仕組み。社員1名と電話とパソコンだけ用意すれば直ぐに始められる。

 営業が提案書を作るときに「こんな資料が欲しいんだけど」「この会社に営業に行きたいけど知り合いいない?」と悩んだら「なんでも相談センター」に電話する。開発が「こんなことに詳しい人はいない?」と思ったときも同様だ。
 「なんでも相談センター」側では、担当が自分の知識だけでなく社内のいろいろな人に聞きまくってとにかく回答をすることに努める。たったそれだけでも、現場の問題解決に寄与でき担当を本来業務に専念させることになる。「なんでも相談センター」側では、問合せと回答をEXCELに記録することで、同じような悩みへの回答スピードや回答率を上げることができる。

 不景気で本業が減り社員に余剰感があるのなら直ぐにでも取り組んでみてはどうか。ちなみにコンシェルジュ役は、社内人脈に長けたベテランでなくても良い。新人にやらせる方法もある。但し新人にやらせる場合は、社内人脈に長けた人に相談できるようにしておく必要はあるだろう。

 コンシェルジュ役をずっと固定する必要もないし、数年運用して景気が回復して相談が減ったら「なんでも相談センター」を封鎖しても良い。

 不景気だからといって何もしないのではなく何かできることを探して一歩を踏み出そう。

 

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