2011年に企業内のIT部門は消滅する
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「西暦2011年には、企業のなかでITのコモディティ化が起こ り、IT部門が消滅する」
これはガートナーが2005年10月にGartner Symposium/Itxpoで発表した予測だそうだ。記事の詳細がないのでどういう背景で唱えられた予測かはよくわからないが、当時はITも電気や複写機のようにコモディティ化して、数年後には企業の中でそれだけを専門に扱う専門家や部署は不要になるというようなことが唱えられていた。
残念ながら2011年まであと1年と迫った現時点ではまだここまでには至っていない。ただクラウドのようなこの予測に沿ったコンセプトへの注目度が高まっているのも、その兆候はある。予測が外れたというよりは先送りされただけかもしれない。
さて冒頭のこの予想をどこで見つけたかというと博報堂生活総合研究所の提供する未来年表というサイト。
このサイトでは、日本の官公庁や企業、マスメディアが出す未来予測関連の記事やレポートから「○○年に、○○になる」といった情報のみを抽出してデータベース化している。各未来予測データには「出典」や「資料名」もついているので元をあたることも可能で、仕事で将来予想などを行うことになった際に使える便利なサイトだ。
冒頭の予想以外にもちょっと面白い予想がいくつかあるのでタイトルだけ紹介しておくと
- 2014年 米国の大手新聞社が事業を縮小し、検索エンジンが提供するニュースやブログがこれにとって代わる
- 2020年 インターネット上の仮想世界に起因する「バーチャルリアリティ中毒」が社会問題になる
- 2020年 現代ネチズンの日常生活を記録した「インターネット・タイムカプセル」が公開される
なんてのがある。しかしこの
- 2013年 このころゴジラが復活する
ってなんなのだろうw?
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