リビングにAndroidのある生活
我が家のリビングには少し前からAndroid端末が鎮座している。
NTT東日本が12月からはじめている「NTT東日本,Android搭載フォトフレーム使った情報配信の実証実験を実施」のモニターに当選したためだ。
7型インチ大の無線LAN対応のデジタルフォトフレームに各種ウィジェットをインストールして生活のなかの様々なシーンで活用してみようというこの試み、実験の初期にはウィジェットが少なくて端末は正に二歳半の写真を写す単なる写真立てと化していたけど、このところいろいろなベンダーがウィジェットを充実してきてやっといろんな事ができるようになった。
例えば(株)ウェザーニューズが配信してくれる地域別の天気予報はとても便利だ。その日から一週間の予報がメニューからパネルをワンプッシュするだけで見ることができる。この機能のおかげで先週は雪や冷え込みの予報をリビングで随時認識することができた。
デジタルフォトフレームは電源から取り外して持ち運ぶこともできるので今日はメニューから(株)ABC Cooking Studioの提供するイタリアン鍋のレシピ情報を表示させてそのまま近くのスーパーまで持ち出してみた。このレシピ情報は晩ご飯のメニューが決まらず迷ったときには結構使えるきがする。
他にもすんでいる地域の郵便番号を登録しておくと半径2kmから5kmの範囲でのイベントやお店の情報を提供してくれるサービスも便利そうだ。
ただウィジェットはまだまだ少ないのでもっとコンテンツを増やしていかないと駄目だろう。特にニュース系のコンテンツとそのフィルタ機能は全然足りない。いまの無料の実証実験ならともかく端末を販売してコンテンツを有料化するのはこのままでは難しだろう。ちなみに同種の実験をNECビッグローブが始めていて、こちらは展開時には端末を3万円で販売する予定とある。{参考記事:「NECビッグローブが提案する第3領域のAndroidデバイス」}おなじAndroid端末なので協調してウイジェットが充実していけば良いと思う。
デジタルフォトフレーム自体にも使っているとイマイチな事がいくつもあって改良の余地がありそうだ。
デジタルフォトフレームへの不満など
- タッチパネルの反応が悪い(もしかして感圧式なのか?)
- ソフトウェアキーボードのレイアウトや大きさがイマイチでキーボードを表示すると画面が見えなくて使えなくなる
- ソフトウェアキーボードの呼び出しやQWERTY配列への切り替えが非直感的(これは最初混乱してマニュアルを再確認したし、理解した後も逆についMEMUボタンの長押ししてキーボードが煩雑に立ち上がるのがうざい)
- 無線LANが結構不安定(これは我が家の環境が悪いのかも?)
ウィジェットへの不満など
- デジタルフォトフレーム機能の操作性がイマイチ(お正月に田舎の両親が上京してきたので息子の写真を披露しようとしたのだが高齢者には操作が困難)
- 先ほどの天気予報のウィジェットだが表示させっぱなしだと更新されない?(一度メニューに戻らないとデータ更新されないみたい)
- 天気予報は便利で良いのだけど、夜間はお日様でなくお月様マークにしてくれた方がなお見やすい(嫁の意見)
- Twitterのタイムラインを表示するウィジェットがあるけど流石にこれは使い物にならない(初期バージョンはよくハングるのもあるけど、そもそもこの端末でTweetするというシーンは無い気がする)
- もしTwitter連携を考えるなら自分のタイムラインではなく特定のアカウントをいくつかブックマークしておき、そのアカウントつぶやきだけを時々眺められる形式にすべきだろう(これならRSS的にニュースや更新情報を流しているアカウントをリビングで横目で時々確認するという使い方が出来そう)
- 上にも書いたけどニュース系のサービスが読売新聞しかなくそれがいまいち
- 一応ブラウザがついているので画面の大きさやデザインを工夫した専用ページを用意してニュースやコンテンツの更新情報を提供してはどうか