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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

2010年代はライフストリーミングが一般化する時代

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 新しい年2010年が始まりました。このブログももうすぐ4年目に突入ですが皆様よろしくお願いします。

 今年は例年に比べるとカレンダー的には短い正月休みだった。私も5日間のお休みを頂いて家族と過ごしたのだが、せっかくの休みで若干時間が出来たのを利用してネットのあちこちを見て回った。
 でその感想などをちょっと。

 まあ一言で言うととてもありきたりなのだが、ネットが日常生活の一部になったなぁというのを実感した。特に10代20代の若い世代がそれを普通のものとして楽しんでいるのは印象的だった。

 いろいろな人が今年一年のまとめをBlogに書いたり年越しの瞬間をTwitterにポストをするのをみた際にもこれを感じたが、もっともこれを感じたのは、ライフストリーミングの一種であるニコニコ動画のユーザ生放送を見てからだ。冬休みということも関係したかもしれないが、実にたくさんの人がパソコンとWebカメラを使って簡易にラジオ番組を放送して、また視聴者側もそれを自由に楽しんでいた。放送しているのは中学生から社会人まで様々だ。
 ニコニコ動画の登場の時にも市井の人がクリエイターや発信者に慣れると書いたが生放送のおかげでこの流れが加速している。まさに誰でもがメディアになる時代を実感できる。
 生放送の中にはつまらないものもあるがいろいろザッピングしていくとひょんに面白い放送に出会うことがある。この面でユーザの生放送を20秒ごとに切り替えていくニコニコクルーズという新サービスは実におもしろいアイデアだと思うし、それを考えたドワンゴはやはりすごいとも思った。

 しばらく前にUstreamがブレイクし、土日の度にいろんな場所で行われる勉強会やセミナーが参加者の手によって手軽にネットで中継されることを見て、いつでもどこでもネットが使える便利さは実感していたが、ニコニコ生放送の盛況さと可能性はその比ではない。
 今はTwitterが盛んで実況は140文字のテキストで「Tsudaる」のが盛んだが、音声で発信する手軽さを考えると、今後実況系コンテンツの何割かはそっちに流れる気さえしてくる。

 2000年代は誰もが文字(ブログ)を使って自由に表現できる時代だったが、2010年になって今度は文字ではなく音声で表現する時代が来るのではないだろうか。

(明日に続く)

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