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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

不景気にはマッチングサイトが増える

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 ちょっと前にTechCrunchでNeighborGoodsというご近所さんで必要なものを融通しあうマッチングサイトが紹介されていた{参考記事:NeighborGoods:リアル製品の共有で、特定地域向けサービスの可能性を探る)}
 日常生活で必要なんだけどわざわざお金を出して買うまでもないものっていうのには時々出会うのでそれを解決するのにこういうインターネットのソーシャルメディアを活用するのはおもしろいアイデアだと思っていた。

 そうしたら先日ベンチャーナウで日本でもEQOと言う会社が同じようなコンセプトのサービスを始めたというニュースが出ていた「EQO、リサイクルしたい物品の譲り合いサイト「EQO」開設」。不要品を持っていてリサイクルしたい人とそれを欲しがっている人をマッチングするサイトだそうだ。

 前にも書いたかもしれないけどインターネットを最も生かすビジネスモデルはマッチングビジネスだと思う。ネットを使うと従来よりも手軽に広範囲にそして安価に集客ができる。ニッチ分野のために人を集めにくい分野だとか、定常的では無いが多くの人が周期的に発生するシーンなど、従来はコスト的に見合わなかった分野でのマッチングサイトでの成功例は多い。例えばコスプレとかフィギュアとかのニッチSNSが特定分野のマッチングサイトだし、買い物というシーンや料理というシーンでの情報ニーズへのマッチングを実現したのがカカクコムやクックパッドだ。

 モノの貸し借りやリサイクル、不要品もニッチだけど多数の人が周期的に必要性を感じる分野だから結構チャンスがあるような気がする。不景気で皆がお金の使い方に慎重な時代になっているのも追い風だ。
 ただその実装方法については、今後も従来型のこうしたサイトへの集客型が主流なのかTwitterなどのライフストリーミング上で特定分野の呟きを収集・配付するようなミニブログアドオン型が増えていくのか、どちらなのかはわからない。

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