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日本橋で行われているワークプレイス展は面白かった

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 昨日は東京日本橋のコニカミノルタビジネスソリューションズのショールームで行われている慶應義塾大学 SFC 安村通晃研究室主催のワークプレイス展に行ってみた。

 学生達がそれぞれ仕事を支援できそうなアイデアをツールにして展示をしていたが、その中で私が興味を惹かれたのは「DropTable」と「星屑マッピング」の2つ。「DropTable」は、ユーザのフロントビューを時間割(あの学校の黒板の横に貼られるアレだ)型式にして、そこにいろいろなファイルを貼り付けていくことで情報を整理しようというもの。これだけ情報が増えた時代では情報整理(ビューでの情報の見せ方)は非常に重要なポイントで、これまでもいろいろな人が工夫を凝らしているが時間割型式というのは新しいと思った。

 そして私が最も将来性を感じたのは草山さんの「星屑マッピング」というソフトウェア。検索エンジンの検索キーワードに着目して、自分が過去に検索したキーワードの相関をスター型の図にマッピングしたり、ある特定の単語で検索した際にその単語の関連語や類義語をマップで表示するというシステム。
 隣でいっしょにデモンストレーションを観ていた人からは、企業内ポータルに導入して企業内の各ユーザがどんな検索語を使っているかをリアルタイムに動的にマッピング表示したら面白そうだというアイデアが出ていた。

 私が思ったのは、過去の検索語のマッピングを自分だけでなく複数人(グループ)で共有するという使い方。ある単語で検索したときにその単語およびその関連語や類義語で検索している自社の他の人を単語とともにマッピング表示してくれると、気づきというか社内での知的邂逅が推進されて、そこをきっかけにさらに新しいものが生まれるチャンスが出来るのではないかと思った。

 昨日はトークセッションとして働き方研究家の西村佳哲さんのプレゼンがあってこれも私の知的好奇心を凄く刺激する素晴らしい内容だった。さすがにこのプレゼン内容をそのまま書くのは気が引けるので、プレゼンの元ネタになっているらしい西村さんの著書へのリンクを感謝の心を込めてここにはっておく。

 ワークプレイス展は明日(9/19)までやっているそうなので興味のある方はどうぞ。

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