メディア毎の信頼度をMany Eyesでグラフ化してみた
金曜日に紹介したメディア毎の信頼度に関する調査だが、データをIBMのやっているソーシャルグラフサービスの「Many Eyes」にアップロードしてグラフ化してみたのでご報告とご紹介。グラフの左側にある項目を選択するとそれぞれのグラフが表示される。CTRLキーやSHIFTキーで複数の項目を選択する事も可能なのでいろいろ試して欲しい。
しかしこうやってビジュアル化してみるとさらにいろんな事が見えてきて楽しい。
まずはメディア毎に世界各国での信頼度を比較したグラフ。
つぎに国別にメディア毎の信頼度を比較したグラフ。
予告したようにUGC系のメディアを分析していくと、先日は日本人は友人からの口コミを信用しないと書いたがフランス、韓国でも友人の信頼度は低く、デンマークが最低だ。デンマーク人は同じUGC系の掲示板・レビューコミュニティや個人ブログも信用しないけど商品比較サイトはわりと信頼するらしい。その商品比較サイトを信用しないのは、カナダ・スペイン・オーストラリアで、個人ブログは中国や韓国とラテン系の国(スペイン・イタリア)で信用度が高い。
あと国別で見て気づいたけどドイツとイタリアでは既にウィキペディアが最も信頼されるメディアになっていて驚いた!
他にざっと見ていくとUGCではないけど企業サイトの信頼度も国別にまちまちでけっこう差がある。
予告していたもうひとつのソーシャルグラフサービスの「swivel」が上手く使えなかったので「Many Eyes」を使ってみたけどこのサービスはやはり面白い。なんといってもグラフをいろいろクリックして動的に比較していけるのは便利だ。
ただ今回1つのデータテーブルからこの2つのグラフを描く方法が分らずに結局行と列を入れ替えた2つのテーブルをアップする事になったのと、グラフ上にデータラベルが表示できないのはちょっと不満。
今回は折れ線グラフを試してみたが、「Many Eyes」には他にもいろいろなグラフが用意されている。棒グラフや円グラフ以外にMatrix ChartやTreemapもあるしCountry Mapにはいつの間にか日本も追加されていた。
Country Mapを使えばこんなグラフも描ける。
他にもテキスト系の分析チャートとしてTag CloudだけでなくWordle、Word Tree、Phrase Netが用意されている。これらもいつかいろいろ試してみたい。