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プライベートSaaS登場!!?

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 先週のOracle OpenWorld Tokyo 2009の会場のCTCのブースに「プライベートSaaS」という単語を見かけたので「?」と思って立ち寄って聞いてきた。
 これは基本はOracleCRMのサービスで、もともと一般向けSaaSとして構築されたOracleCRMを特定の顧客向けに限定してCTCのデータセンターから提供するというサービスということだ。

 言葉的に面白いなぁ、プライベートクラウドとかいうバズワードが出てきたからそれの真似した新語なのかなぁと思っていたのだが、帰宅後にネットで調べてみるとどうも富士通も同じく「プライベートSaaS」というコンセプトを打ち出しているようだ。こちらの記事によると富士通の「プライベートSaaS」の定義は

 個別開発アプリケーションをSaaS化したものを「プライベートSaaS」と呼ぶ。サーバーなどは富士通のデータセンター内で運用する。アプリケーションを利用できる対象を、開発を依頼した企業やそのグループ会社、取引先などに限定する。

ということだ。CTCの定義とは若干違って、大企業が従来から持っている個別業務システムを再構築なり移管なりの手法で外部(富士通)のデータセンターで運用することを指している模様。

 まあSaaS型パッケージであれ大企業の個別業務システムであれ外部のデータセンターにソフトウェアを置いてまるでサービスのように使えばSaaSだと言いたいのだろう。

 でもそれってちょっと前までASP、その前はアウトソーシング、昔は受託計算といっていたサービスと何がどう違うのだろうかとふと思った。そもそもSaaSってなんの略でどういう意味だっけかなぁとひとしきり。
 昔と同じコンセプトでもちょっとだけ最新技術を乗っけて周期的に再利用しつつ新しい略称をつけてバズワードに仕立て上げるのはこの業界の常で、それはそれで業界の活性化だとかユーザに目を向けて貰うためには必要な事なのだろうけど、じっさい陰で苦笑いしたくなるのをこらえるのも大変。

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