オルタナティブ・ブログ > ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦 >

エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

オンラインマッシュアップツールは今後に期待

»

 セキュリーナに気をとられている隙に「Afrous」が一般公開されていた。「Afrous」はあのSFDCの創始者マーク・ベニオフに「これを作ったのは誰だぁっ!?」と言わしめた(雄山調で叫んだのかどうかまでは未確認)オンラインマッシュアップツール。依然Biz.IDでも記事になった。

 取り急ぎサービスを確認しに行ったが、まだ公開したての段階でちょっとがっかり。マッシュアップ結果を画面上に統合する「Afrous Dashboard」は重いし、なにより利用できるデータソース(ウィジェット)がまだ少ない。単純なスタートページサービス(ダッシュボードサービス)として見ると、日本国内で先行してガジェットを徐々に増やしてきたエクストーンのtruncや世界規模で展開するNetvibesには及ばない。

 ただ「Afrous」の真骨頂は「Afrous MashupEditor」のほうにあると思う。「Afrous MashupEditor」に関する技術文書は未だ1文書しか公開されていないし英語のままだが、これが充実してきて開発者が集まりガジェットが増えてくれば結構面白いと思う。これからに期待というところかな。

 ただYahoo pipesも日本ではあんまり使う人いないようだし、Yahoo pipesクローンのMyRemixも鳴かず飛ばずなのだよなぁ。マッシュアップって今はコードが書ける人がゴリゴリと書いてやるものと思われていそうなので、こういう簡易ツールが流行るにはもうちょっと裾野が広がるための時間が必要かもしれない。

===当ブログ過去の関連エントリー

Comment(0)