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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

不景気の時の戦略って撤退とか人員整理だけでは無かったはずなんだけど

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 不景気ということで毎朝新聞を読むと「減益」、「下方修正」、「撤退」なんていう文字ばかりが目につく。利益が減って事業も整理すれば当然人は余るのでそれは人減らしにつながって人員整理みたいなニュースも多い。最近では人を簡単に切るのではなく仕事を分け合おうというワークシェアリングという発想もでてきた。
 でふと思ったのだが、不景気で人が余ったときの対策って人員整理やワークシェアリング以外にも仕事を増やす=新規事業開発という選択肢があったはずなのだがなぁ。今回の不景気の局面では、余った人員を使って新規事業を興すとかニュービジネスを立ち上げるという報道はほとんど見ない。ここにあるような不景気の時は悪いニュースを増やすという報道偏重が影響しているのかもしれないが、それでもである。

 昔機械化が進んだときは大企業が多角化(←死語?)という名目のもとにいろいろな分野にうってでたと聞いている。情報化が進んだときも余力のできた人材が事業を興してそれがインターネットバブルやその次のWeb2.0ブームにつながったと記憶している。

 ところが今回はまだあまりこうした話が聞こえてこない。そういえば以前にある偉い人がこんな事を言っていたことを思い出す

「日本の失われた10年と言うのは酷い時代で何をやってもダメ、何もやらないのがベストという時代だった。当時その中で何かをやった人は結局皆失脚して今の企業には何もやらなくて偉くなった人ばかりが残った。もはや日本の企業の中には新しいことをやれる人材もノウハウも残っていない。」

 こんな事は信じたくないがまさか...

 いやいや、今回はあまりにも急速に景気が悪化しすぎて今はまだ対応に追われて新規事業どころではない、あるいは、見えないところでは密かにちゃんと進行している、そうだと信じたい。

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