カメラメーカのニコンが突如発表したヘッドホン型映像再生装置、メディアポート「UP(ユー・ピー)」。頭にかぶるかたちでハンズフリーで楽しめる本格的なウェアラブルデバイスと言うことで興味をそそられたので早速ニコンの銀座ショールームまで触りに行ってきた。
#どこかのニュースに表参道ヒルズの体験ブース以外にも銀座、新宿、大阪の各ショールームに1台展示とあったのだがURLが判らなくなってしまったので今再探索中
ショールームに行くと奥のほうにさっそくUP(ユー・ピー)がおいてあり試着。
まず画面については最初はちょっと戸惑った。しかし眼鏡型ディスプレイを調整することで直ぐに鮮明な画像を楽しめることが出来た。私の場合は若干低めにおいたほうが見やすいようで、最適なディスプレイの位置には個人差がありそうだ。デモの静止画もPV風の動画もTV番組風の動画も全てまったく問題なく視聴できた。
ただ、慣れないとどうしても画面を見るために反対側の目をつい閉じてしまうようで、これは歩きながらの利用は危険だなかと思ったら、案の定注意書きに「歩行中のご利用は控えるように」と書いてあったw。音についてもヘッドホンの出来からして問題は感じなかった。
問題点をあげるなら端末本体の十字ボタンとジョグダイヤルによる操作は私には使いづらくボタンの構造や配置、あるいはメニュー構成は充分に改善余地ありと思う。上位機種には操作用にリモコンが別売りだったはずだけそリモコン必須かも。
ここまで試して、私自身が今想定する使い方である前夜録画したWBS(ワールドビジネスサテライト)を翌朝の通勤途上で再生するとか、歩きながらニコニコ動画を楽しむというスタイルであれば充分使えると判断した。後は同じく通勤途中にニュースサイトやRSSなどでの新着情報確認用途だが、残念ながらショールームでのデモは動画と写真だけでウェブサーフィンが出来なかった。係員さんによると一応VGA(640×480)対応で普通の文字は大丈夫ですよとは言われたが、文字系サイトがどこまで読めるかをもう一度自分の目で確認したい。
後は値段かな。先週のCEATECで見かけたスカラ株式会社のTeleglassの28000円というのを見てもちょっと高いなと思ったので、ヘッドホンや付加サービス付きだとしてもニコンのUP300シリーズはかなり高いなぁという印象。数が出て新規参入が増えれば値段は下がって行くのだろうけど。
まあいくつか厳しいことは書いたけど、始まったばっかりのデバイスだし随分前から言われてきてやっと訪れたウェアラブルコンピューティング時代の幕開けの製品にあたるということで今後もニコンとこの製品群には期待をしたいし、この先どんな方向へ進化していくのかは実に楽しみだ。
インプレスのインターネットウォッチの記事には
「UP」の市場展開だが、当初はネット販売となり、その動向を見た上で国内チャネルを拡大する。将来的には世界展開も視野に入れる。「2013年度には ワールドワイド含め300万台を見込む。はっきりとした目標というよりは、こういった市場を形成していきたいという考え」と説明した。
とある。こういう短小軽薄なデバイスというのは日本の得意とする分野だし、デバイスを外に持ち出してというのも日本発のゲーム業界で先行して推進中だ。
ヘッドホン型映像再生装置メディアポートも日本初の新しいコンピューティング&ネットサーフェング文化に発展すると良いなぁ。
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