サン主催の「Project Blackboxスペシャル・コンファレンス」にオルタナティブブロガー数名で参加してきた。

 Project BlackBoxは噂に違わず大規模かつ面白い仕掛けでかなり興味がそそられた。ただしかし、コンテナ型の移動可能なサーバールームはそれだけで1億円ということで、正直なところ私には適用業務分野があまり思いつかない。説明者の話では、短い期間で拡張性を求められるネットベンチャーでの採用もターゲットにしているとのことだが、ネットベンチャーの場合は大半がBtoCになるのでむき出しのコンテナで通常業務をやるにはセキュリティ面に不安がありそうで、選択肢としては地方の増床余地の高いデータセンターに劣るというのが私の意見。
 となると日本国内で残るは、BCP面の対策強化が叫ばれる金融機関、電力やガスといっらライフライン系の公共色の強い業種、あとは国や県などでの災害対策用といった分野か。ただこっちの市場は、お堅い業界と言うことでメインフレーマ系4社(IFHN)の牙城に近い。最新の技術を武器に今後サンの営業がどこまで食い込んでいくのかは見物である。国内メーカから同じようなコンセプトの製品は出そうにないとも思うのでサンには是非頑張ってみて欲しい。

 そして、この1億円のBlack Boxの横に小さく陳列されていたのがPROJECT SUN SPOTという商品。

 Sun SPOT(Sun Small Programmable Object Technology)とは、加速度、音頭、光量センサーデバイスとJavaでいろいろな動作をプログラミングできるプロセッサーデバイスのセットでこの二つをつなぐ無線機能もついている。タバコ大ほどの大きさのセンサー側で加速度等を感知して無線でプロセッサー側に送信。プロセッサー側では、受け取ったセンサー情報を元にJavaプログラムに沿ったいろいろな動作をさせることが可能だということ。会場では、センサー側をWiiリモコンよろしく前後左右に傾けてプロセッサーデバイスを取り付けたお掃除ロボットを操作するというデモをやっていた。
 私がデモを見てまず思い浮かべたのが「ロボコン」。ボックス2つのセットで550ドルと言う比較的手頃な値段でJavaのIDEなどの開発ツールも付属するそうなので、パーツをかき集めて同じ仕組みを作るよりも、勉強しやすく技術者も多いJava言語を手軽に使えることをメリットにこれを採用するロボットもあるんじゃないかと思った。
 実はこちらもサンがこれまであまり手がけてこなかった小型デバイス分野の製品。日本での発売は2008年始めということだが、売れるかどうかはマーケティング次第だろう。一応案内役の徹さんには、「ロボコンのスポンサーになって全国の高専にサンプル1台づつ寄贈してみては?」なんて思いつきをいっておいた。既に国際大会も開かれるほどになったロボコンならかなりの広告効果があると思うのだが。

※当日デジカメを持参するのを忘れてしまいましたのでサンのBlogから勝手に画像を借用しました

yoi

Special

- PR -
コメント

コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/10651879

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif あなたが常に持ち歩く防災グッズは?
ビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」では、ITにまつわる時事情報などを日々、約260人のブロガーが発信している。その中から今回は「震災対策」「クラウド」「炎上」などを紹介しよう。(2/11)

news094.gif 富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
富士通の社長、会長を務めた山本卓眞氏が亡くなった。哀悼の意を込めて、日本のIT産業界の大御所が残した次代へのメッセージを紹介しておきたい。(2/6)

news094.gif 東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
塩害に強い綿の生産で東北に新たな産業を作りたい。オーガニックコットンの採用など、環境負荷を下げるジーンズ生産に取り組んできたリー・ジャパンの新たなチャレンジとは──。(1/30)

news094.gif 東北から始まるイノベーション
企業のICTを活用と若手IT技術者による東北発のイノベーションが、中長期的な震災復興の鍵となる。(1/27)

news094.gif 貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦
全国から約2万7000件の名刺制作を受注をする札幌の小さな印刷会社の成功の秘密は、地道な社会貢献にあった。(1/16)

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ