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ファイリングとタクソノミーとフォークソノミー

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 拙書「サーチアーキテクチャー」では、第7章を1章丸ごと使って、情報整理についての各種アイデアや仮説を解説した。その中でインターネットにあった元兵庫県立大学教授の福永弘之先生の秘書に関する論文からゲートキーパー論について参考にさせていただき、また一部引用をさせていただいた。このお礼を兼ねて拙書を献本したところ、先日お葉書での返事を頂いた。

 そのなかにタクソノミーとフォークソノミーについての記載があり、ちょうどタグ/タギングの話が続いたこともあるし、一部関連するのでせっかくなので紹介。

 「ファイリングでいえばタクソノミーがセントラルファイリングでフォークソノミーが分散ファイルでしょう。正反→合で出てきたのが分散ファイル集中管理と教えてきました。タクソノミーとフォークソノミーについてもこうなればいいですね。」

ということだ。「ファイリング」分野は、本を1冊読んだ程度で疎いのだが、情報整理というテーマでは確かに「ファイリング」は先行研究分野にあたる。福永先生のご指摘を忘れないように、今度文献をあたってみたい。

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