今月も忙しくて遅くなってしまった。毎月恒例の実名ブログの定点観測であるが、今月はちょっと趣向を変えてオルタナティブ・ブログに絞って分析を行ってみたい。

 今月のオルタナティブ・ブログへの新規参加ブロガーは2名。さて毎月の定点観測データとして取得しているアクティブ・ブロガー率(毎月月に1回以上投稿するブロガー)の7月の数字は、56.4%と先月記録した過去最低値の55.5%から若干上昇した。このところ低下傾向にあったアクティブ・ブロガー率だが50%を切る目前で下げ止まった形になった。これに対してアクティブブロガーの月間平均投稿数は、8.97とこちらは今年最低の数値となった。平均投稿数が9.00を切ったのは2006年の7月(8.67)と8月(8.85)以来である。まあ、7月と8月は夏休みシーズンでブロガーの中にもまとめて夏休みをとる人が多いのだろうから、この時期に投稿数が減る傾向は毎年の傾向だと思われる。

 さて、冒頭に書いたように今月はオルタナティブ・ブログに絞って分析を行ったのは、このところオルタナブログ通信でたびたびと投稿数が減ってきたという報道をされたことによる。実際にここにあるグラフをみるとわかるように6月以降の投稿数は低調である。手元にあるデータでもオルタナティブ・ブログでの投稿数は、2007年3月の合計投稿数756(平均だと10.22)をピークに低下傾向にある。このことは過去になんどかこの定点観測でも報告したが、この原因を探る為にも、オルタナティブ・ブログ内のブロガーの属性毎に投稿活動を調べてみようと思ったのだ。実はこの定点観測を始めた1年前にも同じようなことをやったのだがそれを今回もう一度やってみたのだ。

 詳細は添付した図を見ていただきたい。男女別、勤務先別、職種別での比較を行った結果である。
 まず、男女別であるが男性のほうが平均投稿数は多いのだが継続率では女性のほうが高いという結果である。またより大きな組織に所属するブロガーのほうが継続率や投稿数が多い傾向が伺える。社長職よりも一般社員のほうが継続率や投稿数が高いことと含めてやはりより忙しい環境ではブログの更新はおろそかになるのだろう。
 職種としては、相変わらずジャーナリストや研究者の活動が低調なのに比較してコンサルタントや営業・マーケティング職はブログ書きに積極的だ。
 ここまでは以前の分析とあまり変わりがない。最近投稿数が減ったことには直接は繋がらないようだ。

 さてところが今回新たにブロガーのオルタナティブ・ブログへの参加時期でも区切って集計をしてみたところ、ここにヒントが隠されていた。オルタナティブ・ブログへの参加時期が、2006年10月以降になると突然月間の投稿数が減るのである。これはいったいどういった理由によるのだろうか?この時期からオルタナティブ・ブログに参加する人への誘いかたであるとか選考基準であるとかにに何か変化があったのだろうか。あるいは積極的にブログ活動を行うような人材には最初から限りがあって、だから後から参加した人は投稿数などのモチベーションが低いとか。あるいはオルタナティブ・ブログのTOP30ランキングがこの頃から固定的になった為に新規ブロガーのやる気がなくなったのか。現時点でもいろいろ仮説は思いつくが、この件については引き続きウォッチを続けて各仮説を検証していきたいと思う。200708

yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

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