日本におけるソーシャルメディアの俯瞰図
ちょっと最近いろいろな事情があって、インターネット上でナレッジマネジメント関係の専門家のブログを読み漁っている。英語は得意ではないし暇もないので日頃あまり欧米の専門家のブログは見ないのだが、背に腹は変えられない状況となると話は別だ。あっちこっちから手繰っていろんなのを見ている。
さてそんなとき偶然見つけたのがDave PollardさんがKMWorld & Intranets 2005で発表したらしい「The Social Networking Landscape」という図。ソーシャルネットワークの鳥瞰図らしい(リンク先は今の彼のブログにある最新版)
日本でも過去に、shiba blogの「Social Networking Tools & KM」というエントリーでこの図が紹介されている。
で、この俯瞰図に触発されて、日本で最近はやりの「ソーシャル何とか」をまとめて俯瞰図にしてみようと思い立ち、これまたはやりのマインドマップで描いてみたのが次の図。
まずつながる「目的」で分類を行い、次に「媒介」で分類、最後にサンプルとして私が知っている「ソーシャル何とか」サービスの名前をはめ込んだ図になっている。 オリジナルのDave Pollardさんは、分類とサービス1:nの関係に整理しているが、私はよりイメージや比較をしやすくするためにあえて分類とサービスを1:1に関係付けてみた。
こうして図にしてみると日本では、「人の検索」という面でのソーシャルメディアがかなり弱いというのが良くわかる。あと共有する際の媒介(共有対象となるもの)や評価する際の媒介(評価対象)あたりにはまだまだ新しいアイデアを考える余地がありそうな気もしてくる。
あと最初の分類で使った目的のグループ間にも何がしかの相関関係はあると感じている。「発信する」グループのアウトプットを「評価する」「共有する」グループが利用して、2次的結果も含めて「群れて」いるような気がするのだ。
この図はフリーマインドで描いてあるのでオリジナルファイルもここに掲載しておく。興味がある方は自由にダウンロードして加筆・修正していただいてかまわない。ただ、修正版をブログなどに載せる場合は、このエントリーにトラックバックしてくれると嬉しい。