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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

エンタープライズサーチは国産品に限る

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 エンタープライズサーチ製品の相談を受けることが多くなった。製品選定や導入時のポイントを解説したり既存の文書側での考慮点などをアドバイスする仕事である。
 さていろいろな事情もありちょっとここでは私が思っている結論や推奨する製品名を具体的に挙げることは出来ないが、現時点ではエンタープライズサーチでは国産品をお勧めする。理由は凄く簡単。
 日本語はアルファベット式の言語と違い単語がスペースで区切られない。助詞が変化するといった特徴がある。サーチと同じように言語解析ロジックをもつテキストマイニングやクラスタリング(分類)の分野でも同じだが、日本語の独自性を理解しているベンダーの製品のほうが一般的に良い結果を出す。日本市場に参入した海外系ベンダーも頑張っているが追いつくにはもうちょっと時間がかかると思っている。

 あと導入実績に大学というのが出てくる製品は要注意。大学の研究室などが採用するのはあくまで研究用だったりあるいは予算が無いのでアカデミーライセンスという特殊な形態で提供されたりすることがあるので、通常の企業での採用実績と同列に評価するのは危険だ。これは何もサーチ製品に限ったことではないので製品やベンダー評価の際に覚えて良いかも。

 但しサーチの場合も最後は検索対象となる文書の種類や環境によって検索結果の妥当性といった性能が変わるから、本当はお試し環境を作って複数製品を比較してみるのが一番だ。言語系のシステムはATOKとIMEのように使ってみてわかる違いの影響が意外と大きいことが後で判って後悔することが多いので。

 ちなみに、ネットサーチはこの議論とは別。言語依存の部分よりもPageRankなどのほうがインターネット上では発揮効果が大きい。でもエンタープライズではPageRankの威力は半減してしまうのだ。

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