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SoftLayerことはじめ ~アカウント作成、キャンペーン、課金の仕組み ~

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本ブログは、1枚目 SoftLayer Advent Calendar 2014のエントリになります。


SoftLayer は、テキサス州ダラスを本拠地として2005年設立された SoftLayer Technologies. Inc により提供されていたIaaS型クラウドサービスです。2013年7月、IBMにより約2000億円で買収され、IBMのクラウドサービスに加わり、現在140カ国、25,000以上の先進的なお客様に利用されています。2014年10月現在、世界に17のデータセンターと19のアクセスポイントを持ち、10Gbpsの高速ネットワークを提供します。また、ベアメタルサーバー(物理サーバー)を30分以内で作成することができ、高いパフォーマンス、セキュリティを実現します。2014年12月に、日本にデータセンターのオープンを予定しています。

SoftLayerを知るには、まずSoftLayerアカウント(以降SLアカウント)を作成して、サービスを利用してみるといいでしょう。


SLアカウントの作成

SLアカウントは下記URLから、個人情報(英語)とクレジットカード情報を入力し作成します。

http://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/softlayer_freecloud.html

最近はあまりかかってこないですが、アカウントを作る際に、個人情報確認の為にSoftLayerから、英語で電話がかかってくることがありますので、登録の際には正しい情報を入力しましょう。この電話で確認されることは、氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号などになりますので、準備しておきましょう。

アカウントを作成すると、30日間無料で利用できる仮想サーバー(Ubuntu、CentOSどちらかを選択) が作成されます。こちらは、最低スペックの月額課金仮想サーバーになります。

30日後に課金されては困る場合は、アカウントを作成してから、管理ポータル (http://control.softlayer.com) にアクセスし、[Device] - [Device List]をクリックし、該当サーバーの右にある[Action] - [Cancel Device]をクリックします。Cancel Deviceのポップアップウインドウで、[Anniversary Date] をチェックし、[Continue]をクリックしましょう。これにより、Anniversary Dateで、自動的にこのサーバーを削除することができます。Anniversary Dateとは、後で説明しますが、利用料金が確定する日になります。

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SLアカウントを作成したら、管理ポータルから、サーバーなどのサービスをオーダーして利用することができますが、本格的に利用する前に、課金の仕組みを正しく理解しておくといいでしょう。


課金の仕組み

下記の例を参考に、SoftLayerの課金の仕組みを説明します。まず、SLアカウントを作成すれば、「Anniversary Billing Date(以降ABD)」と呼ばれる利用料金が確定する日が設定されます。例えば、11/1にアカウントを作成した場合、ABDは毎月1日に設定されます。

時間課金サービスをオーダーした場合、利用した時間だけ課金されます。例えば、11/3にサーバーを注文し、11/5にサーバーを削除した場合、2日分だけ課金されます。

月額課金サービスを利用した場合、最初の月は、月額料金の次のABDまでの日割り料金が課金されます。になります。例えば、11/10にサーバーを注文した場合、12/1までの月額利用料金が日割り計算され(20日分)、それが最初の月の利用料金になります。12/1からは、月額料金が課金されます。仮に、12/2にサーバーを削除したとしても、月額料金が課金されます。

課金の仕組み.png

この課金の仕組みを正しく理解すれば、コストをあまりかけずに、月額課金サーバーをうまく検証用途に利用することが可能です。

次のABDの数日前に、月額課金サーバーをオーダーすれば、そのサーバーの月額料金の日割り料金が、最初の月の利用料金となりますので、パフォーマンスのよいサーバーを最少のコストで利用することが可能です。特に、ベアメタルサーバー(物理サーバー)を利用する場合、時間課金サーバーは4種類しかないので、多くの場合では月額課金サーバーを利用することになるでしょうから、課金の仕組みを理解するのと、理解しないのでは、かかるコストも多少異なると思いますので、正しく理解いただければとおもいます。

サーチャージ

サーチャージとは、運用費、人件費などが高い地域のデータセンターで追加される料金です。サーチャージが発生するサービスについて下記にリストします。

  • Melbourne DC:
    • ほとんどのサービス: + 20%
    • アウトバウンドネットワーク転送料金: $0.2/G(無料枠はかわらず、他のDCは$0.1/G)
  • Singapore / Hong Kong:
    • 月額課金サーバー: +20$
  • London / Paris:
    • ほとんどのサービス: + 6%


キャンペーンの仕組み

SoftLayerでは、データセンターがオープンした時などに、キャンペーンを行う場合があります。キャンペーンは、メールや、softlayer.comなどのバナーで通知されるので、気にかけておくとよいでしょう。一般的にデータセンターがオープンした時のキャンペーンは、$500 OFFキャンペーンと呼ばれます。こちらのキャンペーンをうまく利用すると、無料でベアメタルサーバー(物理サーバー)などを利用することができますので、覚えておくといいでしょう。

新規ユーザーの場合、キャンペーンサイトからサーバーをオーダーすると、アカウントも同時に作成され、選択したサーバーを利用することができます。その際に、プロモーションコードを入力すれば、そのサーバーの月額料金(30日間分)から、最大$500が差し引かれます。次のABDを超えると課金対象となりますので、注意しましょう。

既存ユーザーの場合、管理ポータルから、通常通りサーバーをオーダーし、最後に(Order Summary and Billingウインドウ)プロモーションコードを入力すれば、その月のサーバーの利用料金(月額料金の次のABDまでの日割り料金)から、最大$500が差し引かれます。例えば、11/10に、プロモーションコードを入力してサーバーをオーダーした場合、12/1までの日割り料金から、最大$500が差し引かれます。次のABD (12/1) を超えると課金対象となりますので、注意しましょう。

キャンペーンの仕組み.png

キャンペーンの注意点

  • 月額課金サービスのみ:時間課金サービスは対象外
  • キャンペーン対象のデータセンターを選択
  • 該当のデータセンターで、初回オーダーのみ有効

キャンペーンを利用して、長くサーバーを使いたい場合は、自分のABDを超えたらすぐにサーバーをオーダーし、次のABD前にサーバーを削除するのがいいでしょう。逆に、高いパフォーマンスのサーバーを、短期間(数日)検証用途に使いたい場合は、ABDの数日前に、高いスペックの月額課金サーバーをオーダーし、数日間利用し、ABDがくるまでにサーバーを削除するのがいいでしょう。


アカウントの削除と残し方

SoftLayerでは、手動でSLアカウントを削除することはできません。サービスを利用していない状態が一定期間続くと、自動的にSLアカウントは削除されます。

もし、課金されないように、SLアカウントだけ残しておきたい場合は、SoftLayer Object Storageアカウントを作成しておけば、SLアカウントを残しておくことができます。

Object Storageアカウントを作成するには、[Storage] - [Object Storage]から、[Order Object Storage]をクリックし、Order Object Storageで、[Continue]をクリックし、「I have read the Master Service Agreement and agree to the terms therein」をチェックし、[Place Order]をクリックします。

アカウントの削除と残し方.png

キャンペーンや課金の仕組みは今後変わる可能性もありますので、疑問に思ったらその都度チャットや、チケットなどで確認して利用することいいでしょう。


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