AMDがBulldozerコアを使ったInterlagosが発表されています。SPECcpuも公開(rateしか公開されていないけど)されているので、IntelとAMDの2wayサーバの比較をしてみます。

■SPECint_rate_base2006推移

■SPECfp_rate_base2006推移

■ダイサイズ推移

■トランジスタ推移

Intelの方はXeon *7系を外しています。理由はOpteronやXeon *5系から比べると極端に高額だからです。CPUは大きければ大きい(コア数が多いほど)ほどサーバ系ベンチでは性能が上がります。このため、高額であればそれだけ性能を上げることが可能です。このためXeon *7は除外しています。Opteron 6xxxは高額でないため除外していません。4way taxがなくされたためです。

Bulldozerコアを採用したFX-81xxはあまり評判は良くありませんでした(AMDのZambeziはBarcelonaの再来か)。いくつか理由があるかと思われますが、一番はPC向けベンチマークではあまり良い結果を出していないためです。

ですが、SPECcpu2006の様なサーバ向けベンチ結果を見ると案外Intelと闘えているように見えます。特にfp系はかなり劣るのではないかと思っていたのですが、勝っています。2ダイをMCMで搭載するOpteron 62xx系は力押しのようにも見えますが。それでもBulldozerコアをサーバ向けにふったのは割と正しかったように見えなくもありません。

ただし2012年の早い時期にSandy BridgeのXeon E5シリーズが登場を控えています。Core i7-3930Kと同じコアで8コア全て使用できます。このため、SPECcpu2006ではそこでIntelが上回る可能性があります。こればかりはCPU開発スパンがあるため、シーソーの様な関係になるものです。

PC向けは消費電力の縛りがあったり、アプリのマルチスレッド化不十分のため、マルチコアにふったBulldozerコアはあまり高性能部類とは言えません。ですが、サーバ分野ではまた違った結果になります。いろいろな側面があるものだと思わせるベンチ結果でした。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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