オルタナティブ・ブログ > 少しでもパラノイアになってみる >

知的好奇心を満たすために、いろいろなことにチャレンジする

Phenom II X4 940BEに換装した

»

前回の続きでPhenom II X4 940を購入したためメインPCを取り付けてみました。

取り付けたPCは以下の構成です。

 
CPU Phenom II X4 940 BlackEdtion(125W)
メモリ CFD ELIXIR(DDR2 PC2-6400 CL5 2GB x2)
ビデオカード HIS H4850QS512P(Radeon HD 4850の外排気バージョン)
マザーボード Jetway HA07(790GX搭載)
電源 Antec NeoPower650(かなりオーバースペック)
PCケース Antec Nine Hundred
光学ドライブ Pioneer DVR-S16J-BK
HDD Seagate ST3320620AS(320GB) + ST31000340AS(1TB)
OS Windows Vista Ultimate 64bit

CPU-Zで見ると以下のようになっています。

以前はPhenom X4 9950 Black Edtion(140W)を使用していました。

この構成でAMD OverDriveを使用してオーバークロック(定格電圧&電圧上昇)や定格周波数でどこまで電圧を低下させるなどを試しました。また、以前の環境での結果も表記します。

CPU 電圧
(V)
周波数
(GHz)
消費電力
(W)
3DMarkVantage
CPU Score
Phenom II X4 940BE 1.35 3.0 204 10039
1.35 3.4 213 11194
1.45 3.7 250 11863
1.215 3.0 181 9859
Phenom X4 9950BE 1.30 2.6 236 8410
1.30 3.0 252 9488
1.45 3.2 336 9962
1.1625 2.6 205 8415

Phenom X4 9950BEからPhenom II X4 940BEへ20%向上と言われていましたが、だいたいそのような数字が出ています。また、CPUコアの変更(3%)及びL3増量(5%)で8%向上するとありましたが、Phenom X4(3.0GHz)とPhenom II X4(3.0GHz)では6%の向上になっていました。このあたりは、ベンチの内容によって向上割合が変わるのでしょう。

CPUファンはリテールについてきたものを使用しているため、廃熱に優れたファンを使用したり、BIOSで電圧を上げればもう少しオーバークロックができそうです。

アイドル時の消費電力を調べ忘れましたが、上記のとおりPhenom→Phenom IIに変えただけでも30W前後落とすことができそうです。

AM2+のマザーボードを購入時に、Deneb(Phenom II)のAM2+版に換装する予定でいました。最近のAMDのソケット戦略は、必ず1回のアップグレードパスを準備しています。計画もアナウンスもされるため、将来の購入計画まで立てて買い物ができ、ユーザに親切な戦略だと思います。

せっかくBlackEdtionを購入したため、オーバークロックして常用できる周波数を見つけていきたいと思っています。

ついでにPhenom X4 9950BEのファンを取り外したときにCPUまですっぽんと抜けてしまいました。

取り外せない...

そうそう、オーバークロックは自己責任ですので、ご注意ください。

Comment(0)