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Google Trendsで見るNetbook系ULCPCの人気

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ググられた頻度が分かる「Googleトレンド」日本語版」でGoogle Trendsが日本語対応したようなので、ULCPC(Ultra Low Cost PC)のググられ度を比べてみました。

対象は、元祖ULCPCのASUSのEee PC、人気のAcerのAspire One、CPUを変えた後継機種が発表されたHPのHP 2133 Mini-Note、12.1インチクラスもラインナップに加わるDellのInspiron Mini、日本では未発売のLenovoのIdeapad S10(Google Trendsは5つしかキーワードを入れられないためここまで)です。検索条件は全ての国で2008年のみにしました。

元祖ULCPCであるEee PCは、先行したおかげか上位を譲っていません。それを追いかけるAspire Oneは一時期トップに追いつく勢いも見せましたが足踏み状態が続いています。

Aspire Oneの人気は、BCNの「「Aspire One」がシェア55.8%で依然独走中! 最新ミニPCランキング」に結果が出ています。BCNの売り上げが低くても、Eee PCの方が検索上は人気が高いですね(検索条件がワールドワイドのためかも)。売り上げと検索人気は一致する理由はありませんが、"Eee PC"は、短く覚えやすい単語のため検索しやすいのではないでしょうか。

また、何度か売り切れが続いていたHPのmini-noteや後発のDellのInspiron Miniは、上位2ブランドに遅れています。但し、HPにしろ、Dellにしろ後継機種の発表で上位2ブランドにどこまで迫ることができるのか興味深いところです。検索数の変化もそのあたりが見えてくると面白いのではないでしょうか。

LenovoのIdeaPad S10は、日本で販売されていないため状況がわかりません。IdeaPadは、ULCPCのみのブランドでないため他のブランドと比較するのは難しい状況です。例えば、IdeaPadで検索するとこの様な結果がでます。これだと、Ispiron MiniやHP 2133 mini-noteとそれほど差がなくなります。

IdeaPad S10を調べたいユーザが、IdeaPadと検索キーワードを投入しているかも知れませんが、UMPCや17インチクラスを調べている人も対象になってしまいます。このため、ULCPCのみをターゲットとして検索状況を知りたい場合は、メーカーによってキーワードの選択は難しい状況です。

またこの様なキーワードの選択の難しさは、HPの場合にも当てはまります。"HP 2133"と"HP mini-note"では、前者の方がより検索されています。このため、今回は"hp 2133|mini-note"で検索を行いました。このあたりは、検索するときにどのような単語を入れるべきか悩んでいるユーザの行動が少し見えているようにも思えます。

そう思うと、Eee PCは検索しやすい良いキーワードに思えてなりません。

この様な感じでGoogle Trendsで遊んでみましたが、よくよく考えると今回検索した単語は日本語でないため、日本語化に関係なく結果を見ることができましたね...

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