私は「mixi(ミクシィ)」と「Wizli」という二つのSNSに入っている。

 「Wizli」は比較的高い地位にいるビジネスパーソンを対象にしていることから、ビジネス面での様々な人との情報交換を目的として利用し、「mixi(ミクシィ)」は”一般的な日本のSNS”を知るためには不可欠と考え、Wizliの会員と長女からの招待で参加した。 当然ながら、いずれも実名である。

 Wizliのコミュニティで同業、他業種のビジネスマンと交流(飲み会)することも定例化し、mixiでは、地元の参加者とのコミュニケーションや学校の同級生(先週末に25年ぶりの同窓会があった)を探すなどに利用している。

<利用者から見た日本のSNSの構成要素>

 以前に「What's SNSを図で表現すると」で掲載したが、利用者の視点から見た日本の一般的なSNSの構成要素は以下のようになる。(以前より若干ブラッシュアップした)

Sns_5

 これは国産の企業内SNS製品と同様の構成要素であり、人と人との「コミュニケーション」強化には最適なものとなっている。

<Lotus Quickr/Connections>

 ビジネスに目を向けると、自分の仕事であるLotus事業では「Lotus Connections」「Lotus Quickr」という、二つのWeb2.0型コミュニケーション・コラボレーション製品があり、実際に社内ではLotus Notesと共にLotus ConnectionsLotus Quickrを利用している。

 Lotus Connectionsは日本の一般的なSNSや国産の企業内SNS製品とは利用目的や製品の位置づけが異なるようなので、先のSNSの構成要素にそって製品特性を見てみたい。

<Lotus Connectionsの構成要素に見る特性>

 Lotus ConnectionsはIBM社内で利用されてきたSNSであるBluepage(社員情報)、BlogCentral、Collaboration Centralに、一般的なSNSを、そのまま企業内でに適用するときに不足するコラボレーション機能を「Activity CentoricなContextual Collaboration」により実現した製品である。

Lotus_connecitions_sns

 この図を見ると、一般的な日本のSNSのメッセージング機能が強化されているのがわかる。 この新しい概念のメッセージング機能を、コミュニティのForumや営業支援システムとして利用することで、様々な業務にも対応させようとしているようだ。

<Lotus Quickrの構成要素に見る特性>

 Lotus Quickrは「チームプレイス」と「文書共有・管理」という二つを融合させ、ブログ、Wikiなどを連携させることで、一般的なSNSのコミュニティ(フォーラム)を強化し、業務改善に役立たせようとした製品である。 下の図を見てもわかるとおり、個人のブログはなく、全ての機能はチームやプロジェクトなど、企業内のコミュニティの中におかれている。

Lotus_quickr_sns_2 

<日本の一般的なSNSとIBMのSNS製品>

 現在、日本のSNSや国産の企業向けSNS製品は、世界で一番使いやすく、コミュニティを支援する効果も高いだろう。 しかし、経営者が継続的に投資することを許すには、業務への貢献という視点での対応が必要だと思っている。 このLotus QuickrやConnectionsがかならずしもそれに応えるものであるとは限らないが、このような試みみや、これらの製品との連携の重要性は高まっていくのではないだろうか。

けんじろう

Special

- PR -
コメント
M. HAYASHI 2007/11/27 06:40

吉田けんじろうさん
先日のWeb2.0 EXPOでIBMさんがブースで、Lotus QuickrとConnectionsの説明を聞かせていただきました。おはずかしい話ですが、本ブログと先日の説明でようやくQuickrとConnectionsの違いがはっきりしました。ありがとうございました。

Web2.0 EXPOで配布された企業のWeb2.0特集の冊子も拝読させていただきました。IBMさんのWeb2.0への意識の高さを改めて感じています。

吉田 賢治郎 2007/11/27 10:53

M. HAYASHI-san
>ようやくQuickrとConnectionsの違いがはっきりしました。

林さんだけでなく、多くの方から、違いがわからないと言われていることから記事を書きました。日本のSNSにもIBMのSNS製品にも良さがありますから、うまく使い分けていきたいものです。
 日本でのWeb2.0ブームが、単なるブームで終わらぬよう、お互いに頑張っていきましょう。


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/10721273

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

吉田 賢治郎

吉田 賢治郎

日本IBM Web&SW.com事業部 部長
コラボレーションとビジネスのスキル、お父さんのIT利用、マネジメントについてお伝えします。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif ストレス社会との付き合い方
政府がメンタルヘルス検査の義務化を検討しています。しかしうつになった後だけではなく、なる前の予防も大切なのではないでしょうか。(5/24)

news094.gif 「思いやり経営」のススメ
産学・NPO連携の民間団体が先頃、「思いやり経営」という観点で評価した指標や企業ランキングを発表した。企業のマネジメント力を知る手立てとして注目されそうだ。(5/24)

news094.gif テレワークが労働者のマインドを変える
テレワークが普及すると、労働者の評価は従来の「時間×生産性」から「成果」へと変化する。時間や場所を自分の裁量でコントロールできる変わりに、成果を最大化するために労働をマネジメントする能力とマインドが労働者には必要になる。(5/23)

news094.gif 求む、クックパッド男子
高身長も高学歴も高収入もいらない。私が男性に求めるのは「料理の腕」だけです。(5/18)

news094.gif 37歳の常識――我々は一生学び続ける
学び続けなければ衰退するのみだ。(5/18)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ