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運動会のお弁当は「一人で納豆ご飯」

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 土曜日は息子の小学校の運動会だった。 マンションと学校がくっついているので、テーブルやクーラーボックスなど大量の物資輸送が楽なのは助かるが、朝早くから場所取りをして、妻からの厳しい要求に応えるために、必死で子供の姿を探し、ビデオ片手に駆けずり回るのはなかなか大変である。

<お弁当が子供に伝える、家族があることの幸せ>

 運動会での子供達の最大の楽しみは、運動会ならではの親の作る弁当である。 親たちも前日から腕を競う。 息子は3人目であるため、慣れているとはいえ弁当作りは妻にとって遣り甲斐はあるが、大変な作業だ。

 昼になると、子供達が走って親たちの元に行き、日頃言えないわがままをいいながらも、いつもと違う色とりどりの弁当を見て喜び、ガツガツ食べてる。

 息子も「おいしい」を連発。妻も満足。苦労が報われる瞬間だ。 

 私も太巻きと煮物が好きになったのは運動会のお弁当がきっかけである。 前日の夜遅くまで、そして、当日も朝早くから母が頑張って作っていたのを見ていたし、20歳台の若い母が手を振ってくれるのもうれしかったが、やっぱりお弁当が最高の楽しみだった。

<運動会のお弁当は一人で納豆ごはん>

 今回、息子はいつも以上に急いで弁当を食べていた。 もう少しゆっくり食べるように言っても「もう行かなきゃいけないから」と、ひたすらガッツイテ食べている。

 遊びたいのかと思い、ごはんぐらいゆっくりちゃんと食べるように言うと「○○くんは、お母さんたちが来てないから早く行ってあげたいんだ」とのこと。

 聞くところによると、そこのお母さんは運動会などに来ることはなく、去年はお弁当は、納豆ご飯に大量のポークピッズだったそうだ。 幼稚園の時からそうで、何日間も納豆ご飯だけだったことがあったそうだ。 卵まぜまぜご飯と納豆ご飯が好きなのでそうしているようだが、毎日、納豆ご飯で、運動会もとなると、なんとも不憫に感じる。

 息子は一通り食べると、お友達の分のお菓子も両手にわしづかみにして、走っていった。 ジュースぐらい飲めばいいのに。

 仕事で忙しいのか、病気がちで家事ができないのか、家庭の中のことまで、詮索するべきではないだろう。 しかし、運動会にこれないとしても、せめて運動会のお弁当と誕生日ぐらいは、質素でいいから心のこもった食事を出してあげて欲しいものだ。いろいろ事情はあるのだろうが。

 運動会が終わると、妻は弁当と運動会の疲れで夕食が作れない状態になるので作りすぎたお弁当の残りが夕食となる。 しかし、運動会での出来事をおかずにしながら、家族で囲んでお弁当の残りを食べるのも、いつもと違いこれまた楽しい。 

 家族にとって、心のこもったお弁当は重要なのだ。

追伸

 既にやっている人も多いだろうが「子供の足が運動会だけ速くなる方法」がある。

プチプチを4つに折って(1cmぐらいの高さに)カカトに両面テームで貼るのである。 足の遅い息子は、今年もこの必殺技でダントツの一等だった。

 これから運動会の方は、お試しあれ。(大人のランニング用シューズでは効果がない)

吉田 賢治郎のWeb名詞 : IBM Rep Page

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