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携帯電話でどこまでパソコンの代わりができるか?<その2>

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 「携帯電話でどこまでパソコンの代わりができるか?」で沢山の意見をいただきましたが、その中で新しい発見をしましたのでフィードバックします。

1.「携帯」と「ケータイ」では対象範囲が異なる

 「携帯」と書くとDoCoMo / au / Softbank Mobileの3社を指しますが、「ケータイ」はPHSも含むのだそうです。ちなみに、

DoCoMoのBlackberryサービスがi-Modeではないことも始めて知りました(私だけ?)。

2.専用端末分野で新たな可能性

 現場の業務に非常に重要で、かつ、PCより携帯電話の方が代替になりやすい分野として「専用端末(ハンディ/ポータル・ターミナル)」の分野があるようです。例えば移動図書館の貸出、返却用時に本と図書カードをスキャンしたり、店舗や倉庫の棚卸、運送会社の現地見積端末、水道の検針など様々な現場で利用されはじめています。

 専用端末の多くは、外出先で取得した情報を専用端末のメモリに一時的に蓄えて会社に戻ってからパソコンやオフコンに反映させる形で利用されていますが、それを携帯電話に変えることでワイアレスでセンターに接続して登録させることが出来、その際にリアルタイムにセンターに照会して情報を得るということも可能となってきます。

3.携帯電話先進国 日本

 情報共有の仕組みについては、日本は世界一進んでいるようす。これは3G端末やフルブラウザ端末が浸透していことと、カラー液晶で自由にインターネットが使える電話が安く手に入ることに起因しており、グループウェアのサービスを携帯端末向けに行っている会社も既に多く存在しています。

4.音声認識の文字入力も現実のものに

 丸山さんから「折角携帯電話なんだから”音声入力”に拘ったらいかがでしょうか?音声のテキスト化が現実的になってきていれば結構外に出ている人は気軽に情報発信するかもしれませんね」とのコメントありましたが、丁度、今泉さんのブログアドバンストテクノロジー社のAmiVoiceが紹介されていました。 これが本当に使えるのなら検討する価値はありそうです。 IBMもViaVoiceを持っているので、こちらの可能性も検討してみます。

5.パソコンと携帯電話を連携したサービス

 以前書いた「営業部長やCEの部長がパソコンから外出中の営業やCEのいる場所をGoogle+携帯の位置情報のマッシュアップで表示。 その人のいる場所をクリックして電話、メール、チャット、さらに、その顧客情報や営業履歴の参照」に関しては、既に実施しているお客様がいるようです。 さらに調査してみます。

6.QRコードの業務利用は思ったより難しい

 QRコードの利用に関しては、電話機自体に組み込むApplicationの開発が難しいそうで、こちらはSMART Phoneが先行するかもしれません。周辺機器としてバーコードリーダーやRF-IDリーダーの方が現実的なのかもしれません。

 皆様のおかげで、ここに書いた以外にも沢山のアイディアや情報をいただきました。 早速、お客様に提案してみます。

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