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電気自動車

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今年の夏頃から、街中で電気自動車を徐々に見かけるようになってきた。
アメリカ全体で電気自動車が浸透してきているのかは定かでないが、少なくともここシリコンバレーでは電気自動車を見かけない日はないほどに増えてきている。

今まで電気自動車といえば"Tesla Roadster"が有名だったが、なんせ10万ドルもする車なのでそうそう見かけることはなかった。
ところが、昨年末から、日産"Leaf"とシボレー"Volt"という3万ドル/4万ドル代の手頃な(?)値段の電気自動車が販売されるようになり、その数も増え始めている。
電気自動車の普及に合わせ、公共の駐車場や企業の駐車場にて充電器も充実してきている。

ここで、日産とシボレーの名前のつけ方が面白いが、日産が環境にやさしくグリーンをイメージする"Leaf"に対し、シボレーは電気自動車を直接イメージさせる"Volt"と名付けているのが何とも対象的である。


ところで、オバマ政権は2025年までに自動車や小型トラックなど車両重量8,500ポンド(約3,855kg)以下の車に対して、平均燃費が現在の規定のほぼ倍となる54.5miles per gallon (約23.2km/l)を達成するようガイドラインを作成し、義務づけようとしている。("Corporate Average Fuel Economy (CAFE)" Standard)
これにより、消費者はガソリン代など年間平均8,000ドルの節約となるとのことである。

トヨタのハイブリッド車"Prius"は相変わらずの大人気であるが、来年はさらに多くのメーカーから電気自動車が発売されるようで、さしづめ2012年は電気自動車元年となるかもしれない。


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サンフランシスコ空港の駐車場にある充電スペース


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企業の駐車場で充電中の"Leaf"

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