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「世の中が変わったから大変だ」なんて言い訳はやめようよ

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「ビジネスの環境が大きく変わってしまいました。どうもこれまでのようにはゆきません。」。

「世の中が変わった」は誰もが口にする言葉だ。「最近の新入社員はこれまでとは違う」という話しもよく聞く。じゃあ、昔はそうではなかったのか。

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これまでの歴史を振り返れば、変わらない時代などなかった。変わるのが当たり前である。あたかもいまが特別な時代かのように、「世の中が変わってしまった」からうまくいかない、理解できないと言うのは、なんともおかしな話しだ。そう言訳をすれば、その場を取り繕うことはできるが、また自分の精神の安定には役立つかもしれない。しかし、いったいそれが何の解決をもたらすというのだろう。

そんな言訳をする暇があれば、何が変わったかを冷静に理解することに時間を割いてはどうだろう。いままでは当たり前と考えていたことが、もはや当たり前でないとすれば、何をどうすればいいかを考えてはどうか。

ITビジネスについてゆえば、これまでのゼネコン型産業構造では収益を上げにくくなっている。日本国内の経済成長が開発や運用の需要を支えていた時代は終わり、クラウドや自動化、オフショアなどの手段の多様化は、大手システム・ベンダーの下請け仕事を支えていた企業にとっては、大きな試練になっている。

また、これまでの「強み」が、必ずしも訴求力を発揮できなくなった。例えば新興国の台頭は、調達手段のグローバル化を促進し、グローバルな視点での「同一スキル=同一賃金」という基準をお客様に植え付けるようになるだろう。また、クラウドに代表されるシステム・リソース調達手段のサービス化や自動化などによるテクノロジーのコモディティ化は、人間に依存した「技術力」という武器の威力を弱めつつある。当然、営業力への期待も変わりはじめている。

かつては、お客様が欲しいというモノやヒトを確実、迅速、適正価格でお届けすることこそ、売上に貢献できる営業力だった。この時代は、お客様も売る側も、何を調達すべきかをお互いに理解し合えていた。

すこし古い話だが、私の現役時代は、メインフレームだけが商品だった。ミドルウェアもデバイスもメインフレーム・メーカーが一括して提供していた。だからお客様も売る側もその組み合わせで苦労することはなかった。インターネットもない時代だ。ビジネスもいまほどグローバルではない。ビジネス・プロセスも比較的単純であり、営業の売るものは、いまに比べればかなりシンプルだった。

しかし、インターネットの普及は、情報流通の手段を多様化している。ビジネスはグローバルに広がりビジネス・プロセスを複雑なものにした。また、システム・リソース調達の手段は機器を購入することだけではない。クラウドやアウトソーシングを利用すれば、グローバルにしかも安く調達が可能だ。また、様々なメーカーがサーバーやデバイス、ミドルウェアを提供している。確かにひとつひとつの完成度は高いかもしれないが、それらの組み合わせを一貫して保証してくれる仕組みはない。複雑に組み合わされる機器やソフトウェアの組み合わせに誰も責任を持てずにいる。

ビジネス・プロセスの多様化は課題の定義を難しくしている。また、解決手段の多様化とその組み合わせの複雑化は、お客様もベンダーもこれしかないという最適解を作れなくなってしまった。お客様は、この最適解を一緒に考え、その組み合わせを実現してくれるプロデュース力を営業に期待しているのだ。

もはやウォーターフォール開発はもはや通用しない。アジャイル開発やDevOpsは新たな常識になろうとしている。

「世の中の変わった」をこれだけで語り尽くすことなどできないが、「何が変わったのだろう」、「なぜ変わったのだろう」、「じゃあどうすればいいのだろう」という問題意識を持ち続けることで、私達は「変化」という歴史の常識にうまく適応できるようになる。

変化のない時代は、これまでに一度もなかった。「世の中が変わった」といってため息をついたところで、この歴史の流れを変えることはできない。ましてや、それを言訳に自分の責任を放棄するなど、何とも情けない話しだ。それよりも、その変化に関心を持ち「ならばこうしよう」と考え続けること。そんな考え方を持つ方が、ずっと楽しいように思う。

受付開始!ITソリューション塾・第26期

古い常識をそのままにお客様の良き相談相手にはなりません

  • 古い知識のままで、知っているつもりになってはいませんか?
  • 新しい言葉を知ってるだけで、知っているつもりにはなっていませんか?
  • 説明できないのに、知っているつもりになっていませんか?

「知っているつもりの知識」から「実践で使える知識」に変えてゆく。そんなお手伝いをしたいと思っています。

10月4日(水)より開催される「ITソリューション塾・第26期」の受付を開始致しました。内容も一部変更し、「ITでビジネスを革新する」をテーマに、ビジネスの課題にITをどのように活用してゆけばいいのか、また、情報システム部門やSI事業者は、いまの時代の変化にどのように向きあえばいいのかについても考えてゆきます。

講義で使用する500ページを超える最新のプレゼンテーションは、オリジナルのままロイヤリティ・フリーで提供させて頂けます。お客様への提案、社内の企画資料、イベントでの解説資料、勉強会や研修の教材として、どうぞ自由に活用してください。

第26期 ITソリューション塾

  • 日程 2017年10月4日(水)〜12月12日(火) 18:30〜20:30
  • 回数 全11回
  • 定員 60名
  • 会場 アシスト本社/東京・市ヶ谷
  • 料金 ¥90,000- (税込み¥97,200) 全期間の参加費と資料・教材を含む

詳しくは、こちらをご覧下さい。

大阪開催!新入社員のための最新ITトレンド・1日研修

「お客様の話しに、ついてゆけません。言葉が分からないんです。」

こんな話をする新入社員は少なくありません。もちろん経験のない彼らが仕事をうまくこなせないのは当然のことです。しかし、「言葉が分からない」というのは別の問題です。

IoT、AI、クラウドなどのキーワードは、ビジネスの現場では当たり前に飛び交っています。しかし、新入社員研修ではITの基礎やプログラミングは教えても、このような最新ITトレンドについて教えることなく現場に送り出されてしまいます。そのため、お客様が何を話しているのか分からないままに、曖昧な応対しかできず、自信を無くしてしまう、外に出るのが怖いなどの不安をいだいている新入社員も少なくないようです。

そんな彼らに、ITの最新トレンドを教え、ITがもたらす未来への期待、そこに関わることへの誇りを持てるようにと企画しました。

参加費が1万円なら、懐の寂しくても自腹で参加できるはずです。また、既に新入社員研修の予算を使い切った企業でも、何とかやりくりして頂けるのではないでしょうか。そんな想いで、この金額にしてみました。また、100ページを超えるテキストは、パワーポイントのままでロイヤリティフリーで提供させて頂きます。

*大阪での開催のご希望が多数寄せられたこともあり、大阪でも開催させて頂くこととなりました。

実施内容

  • 【大阪】 9月07日(木)10:00〜17:00 *追加*
    • *昼休み1時間、休憩随時
  • 東京会場:株式会社アシスト・本社1階セミナールーム/市ヶ谷
  • 大阪会場:株式会社アシスト・大阪セミナールーム/グランフロントタワーA
  • 定員:50名/回
  • 費用:1万円(税込10,800円)
    • 新入社員以外(例えば、他業界からIT業界に転職された方や人材開発・研修担当の方)で参加されたい場合は、3万8千円(税込 41,040円)でご参加いただけます。
  • 内容:
    • ITビジネスの歴史と最新トレンド
    • クラウド・コンピューティング
    • ITインフラと仮想化
    • サイバーセキュリティ
    • IoT
    • AIとロボット
    • アジャイル開発とDevOps
    • これからのITとITビジネス

詳しくはこちらをご覧下さい。

最新版(7月度)をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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最新版【2017年7月】をリリースいたしました。

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今月度は、AIとIoTを中心に大幅に資料を追加しています
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ビジネス戦略編
【新規】3つのIT:従来のIT/シャドーIT/バイモーダルIT p.23
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.4
【新規】人工知能の3つの役割と人間の進化 p.12
【新規】自動化から自律化への進化 p.16
【新規】スマートマシンの必要性 p.16
【新規】人工知能のロボットへの実装 p.24
【新規】専門家と人工知能 p.26
【新規】人工知能は知的望遠鏡 p.27
【新規】ITと人間の関係の変遷 p.33
【新規】これまでの学習とディープラーニング p.42
【新規】ルールベースと機械学習 p.43
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.15
【新規】従来のやり方とIoTの違い p.18
【新規】LPWAとは p.51
クラウド・コンピューティング編
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サービス&アプリケーション・基本編
【新規】ERPシステム/パッケージとクラウドでの利用形態 p.11
【新規】SOAの狙いと成果 p.27
開発と運用編
【更新】ウォーターフォール開発とアジャイル開発 p.17
インフラ&プラットフォーム編
【新規】認証基盤 p.117-118
【新規】認証に関わる課題 p.119
【新規】シングルサインオンとフェデレーション p.120
【新規】Apache Spark p.179
トピックス編
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ITの歴史と最新のトレンド編
変更はありません

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