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【図解】コレ1枚でわかる自動運転車

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人間が運転操作を行わなくとも自動的に走行できる自動運転車の市販が始まっています。このような自動車は、自律走行車、ロボットカー、「UGV (unmanned ground vehicle)」などとも呼ばれ、車に搭載されたセンサーによって周囲の状況を読み取り、人工知能の技術を使って安全性を自ら判断して走行します。公道以外の限定された環境(鉱山、建設現場等)では、既に先行して需要が広がりつつあり、建設機械大手のコマツ、キャタピラー等の企業が販売を拡大しています。

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自動運転車の自動化のレベルについては、以下のように定義されています。

  • 【レベル0】ドライバーが常にすべての操作(加速・操舵・制動)を行う。
  • 【レベル1】加速・操舵・制動のいずれかをシステムが行う。
  • 【レベル2】加速・操舵・制動のうち複数の操作をシステムが行う。ドライバーは常時、運転状況を監視し、必要に応じて操作する必要がある。
  • 【レベル3】加速・操舵・制動をシステムが行うのでドライバーは運転から解放されるが、システムから要請があればドライバーはこれに応じる必要がある。
  • 【レベル4】完全自動運転。加速・操舵・制動を全てシステムが行い、安全に関わる運転操作と周辺監視にドライバーは全く関与しない。

事故責任はレベル3までは運転者、レベル4は自動車になると考えられています。

このような自動車の登場により、次のような効果が期待されています。

  • 交通事故の多くは運転者のミスや無謀な行為に起因する場合がほとんどで、運転操作を機械に任せることで交通事故を減らすことができる。
  • 相互に速度を確認しながら走行するので渋滞が解消される。
  • 労働人口の減少により運送従事者も減りつつある。この労働力を置き換えることで輸送力を維持・確保し、経済規模を維持できる。
  • 過疎地域で、公共交通機関に代わる輸送手段を低コストで提供できる。

一方で、ドライバーを対象とした自動車保険は必要なくなり、長距離輸送時の休憩場所や宿泊施設は、その需要を減少させてしまう可能性があります。

最新版(2月度)をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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*ビジネス戦略のチャートと解説を充実させました。
*人工知能の動画事例を追加しました。
*大手IT企業の現場改善大会での講演資料を掲載しました。
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ビジネス戦略編 106ページ
新規チャートの追加と解説の追加
【新規】ビジネス・プロセスのデジタル化による変化 p.6
【新規】ビジネスのデジタル化 p.17
【新規】ビジネス価値と文化の違い(+解説) p.19
【新規】モード1とモード2の特性(+解説) p.21
【新規】モード1とモード2を取り持つガーディアン(+解説) p.22

人工知能編 98ページ
【新規】Amazon Alexa (+解説) p.18
【新規】動画での事例紹介 Amazon Go p.94
【新規】動画での事例紹介 Amazon Echo p.95
【新規】動画での事例紹介 Tesla p.96
【新規】動画での事例紹介 Nextage p.97

IoT編 93ページ
LPWAについての記載を追加、また日米独の産業システムへの取り組みについて追加しました。
【新規】LPWA(Low Power Wide Area)ネットワークの位置付け p.47
【新規】ドイツでインダストリー4.0の取り組みが始まった背景 p.82
【新規】アメリカとドイツの取り組みの違い p.88
【新規】インダストリー・インターネットのモデルベース開発 p.90
【新規】日本産業システムが抱える課題 p.91

インフラ編 294ページ
【新規】Googleのクラウド・セキュリティ対策 p.72

基礎編 50ページ
変更はありません。

開発と運用編 66ページ
全体の構成を見直し、チャートや解説を追加しました。
【新規】自律型の組織で変化への柔軟性を担保する p.20
【新規】超高速開発ツール(+解説) p.37
【改定】FaaS(Function as a Service)に解説を追加しました p.39

トレンド編 
変更はありません。

トピックス編 
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大手IT企業の改革・改善活動についての全社発表会に於いての講演資料。
・実施日: 2017年1月25日
・実施時間: 90分
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