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【新入社員のために】社会人にとって「学ぶ」とはなにか 1/5 「なぜ」学ぶのか

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社会人にとって「学ぶ」とはどういうことかを五回に分けて紹介してゆく。

  • 第1回目 なぜ「学ぶ」のか
  • 第2回目 どのようにして「時間」
  • 第3回目 どのようにして「興味」
  • 第4回目 どのようにして「行動」
  • 第5回目 どうすれば実践できるか

第1回目 なぜ「学ぶ」のか

新入社員諸氏のなかには、基礎的な研修を終えて現場配属が始まった人たちもいるだろう。「よっしゃ、やったるでぇ!」と張り切る人、「うまくやっていけるだろうか?」と不安に思う人、「やっと研修が終わった!」と脳天気に安堵する人など、ひとそれぞれだろうが、ひとつだけはっきりしていることがある。それは、これからが「学び」の本番だ、ということ。そして、社会人として成長するとは、「学び続ける」ことであり、その実践を怠った瞬間に社会人としての成長が止まってしまうことを覚悟しなければならない。

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社会人になるということは、社会に対して貢献するということ。世のため人のために役立つ存在になることだ。それが社会人の責務であり、その実感が報酬となる。それを積み上げてゆくことが社会人としての成長といえるだろう。だから成長の喜びとは、他人の役に立ったことの実感であり、まえよりもより大きな価値、あるいは新しい価値を世のため人のために提供できたことへの喜びだ。言い換えれば世の中の課題を解決し、ニーズに応えることである。それができるから、相手はあなたに価値を認め、その価値の対価として代金を支払ってくれる。それが売上であり、給料をもらうということだ。

相手に価値を与えられないのに給与だけをもらっていることを「タダメシ食い」とか「給与泥棒」という。すくなくともいまの君たちは「タダメシ食い」だ。それでも君たちに給与を払っている会社は、あなたの将来を期待して先行投資をしているわけだ。そのことを自覚しておくべきだろう。つまり君たちはまだ自立していない、他人に頼って生きている半人前の人間だ。会社もそれを受け入れている。しかしいつまで経ってもその半人前から脱することができなければ、やがては「給与泥棒」として必要の無い存在になってしまう。だから、その半人前を許してもらえるうちに、「世のため人のため」ができるようにならなくてはいけない。そのためにも「学び」が必要になる。

他人より優れているとかどうかなんてどうでもいい。過去の自分より世のため人のためにできることが増えたかどうかだ。その変化が成長の喜びとなる。

そんな経験を続けたいと思わないだろうか。もしそう思うなら、「変化」を知り、それに対処し続けることだ。

歴史を振り返れば変化のない時代などなかった。未来もずっと変化し続けるだろう。その変化とは、世の中の課題やニーズの変化だ。これに対処することが、世のため人のためになる。この原則は未来永劫変わらない。だから、変化を知るための「学び」を怠ってしまうと、成長のきっかけを失ってしまう。

次回は、どうすれば学ぶことができるかを考えてみよう。

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【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2016年5月版】

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【大幅改訂】新入社員研修のための「ITの教科書」

最新版【2016年5月】をリリースいたしました。

今月の目玉は「新入社員のための研修教材の追加」と「IoTや人工知能についての資料を大幅に追加」したことです。ご活用下さい。

【新入社員研修教材「最新のITトレンド」・2016年版】

最新のITトレンドについての新入社員向け研修教材として作成致しました。内容は、月次に更新している「最新のITトレンドとビジネス戦略」からの抜粋です。

加えて、以下のドキュメントもダウンロード頂けるようにしました。

  • 事前課題(Word形式)
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本教材の各ページには、できる限り解説を併記しています。ただ、未記入のものもありますが、今後の更新にて順次追加致します。

【最新のITトレンドを理解するための基礎知識】

主に新入社員を対象に、最新のITトレンドを理解するために知っておくべき基礎知識を改定しました。プレゼンテーションに加え、解説文(教科書)も合わせて掲載いたしましたので、自習にも役立ちます。

【インフラ&プラットフォーム編】(266ページ)

  • サービス編と重複する内容を削除すると共に、全体の順序を変更しました。
  • 「クラウドによる新しい組合せ」を追加すると共に、解説文を掲載しました。p.27
  • 「ASPとPaaSの違い」を追加しました。p.58
  • 「マルチテナント効果」を追加しました。p.59
  • 「Oracle 12cのマルチテナント・アーキテクチャ」を追加致しました。p.60
  • 「Amazon API Gateway」を追加致しました。p.63
  • 「ITで変わる働き方」を追加しました。p.178

【サービス&アプリケーション編】(224ページ)

IoT

  • 「モノのサービス化」を新規追加し、解説を加えました。p.27
  • 「製造業のサービス化」を新規追加しました。p.31
  • 「IoTで変わるビジネス価値」を新規追加し、解説を加えました。p.32
  • 「ビジネス価値の進化」を新規追加しました。p.33
  • 「機器のイノベーションとビジネス戦略」を新規追加しました。p.41
  • 「CRMとトータル・エンジニアリング・サービス」を新規追加しました。p.55

スマートマシン

  • 「人工知能と機械学習」を改訂し、解説を追加しました。p.144
  • 「人工知能の4レベル」を改訂し、解説を追加しました。p.145

【ビジネス戦略編】(92ページ)

  • 「戦略・作戦・戦術とIT」を改訂しました。 p.12
  • 「商品としてのITの作り方」を追加しました。p.13

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