愛の反対は憎しみではなく無関心である
表題はマザーテレサの言葉と言われています。
(他の方の記述にも出てくるようではありますが、初めが誰だったかはこの際問題でなく)
ソーシャルメディアにおけるエンゲージメントについて考えていて、この言葉を思い出しました。
ソーシャルメディアにおけるコミュニケーションが情報発信、情報伝達という一方向のそれではなく、文字通り社会的な双方向性に軸足を置いたものだと捉えると、「無関心」は、憎しみ(反発、反論、苦情なども含め)よりも恐ろしい。
と、書くとちょっと大袈裟かもしれませんが。
先日、Facebookページの運営についてのミーティングで、「コメントには返信したほうがいいのでしょうか?」という質問が出ました。
答えは、もちろん、YES。
それも、単に”コメントありがとうございます”というような機械的なものにとどまらず、書き手の考えや人格が表れるようなものであるべき。
人と人、友人同士、同僚、上司と部下、企業と顧客、コミュニティの主催者と参加者、お店とお客さん、街での出会い、どんなケースでも、挨拶をする、それに返す、何かを伝える、それに御礼する、呼応する、そして、その出来事や情報をシェアする、そんなアクションがソーシャルなつながりをかたちづくり、広げていく。
ソーシャルメディアの運営側としては、コミュニティの参加者(orファン)に対してできるだけ愛をもって接する、つまり、コメントなどのかたちで積極的に反応し、つながりを強化していくことを心がけましょう。
誰しも、自分のコメントに返信があると嬉しいものです。嬉しいは嬉しいを呼びます。
翻って見ると、運営側としてもコメントがつく、いいね!がつく、RTされる、@返信される、といった反応があると嬉しいですよね。
そもそも、特に企業やお店によるソーシャルメディア活用は、そのためにやっている(お知らせや説明だけであれば、Webサイトのほうがいい)わけですから、一方的な発信ではなく反応を得られる内容や書き方を工夫したいものです。
愛を持って接し、愛を表現する、お互いに。
そんなマインドでソーシャルメディアも活用できればと思います。