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和の本物を届ける「和える」一周年の集いは清々しかった

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株式会社和える一周年の集いに行ってきた。
和服は小生のアイコンにもなっているが、日本の文化には素晴らしいものがある。しかし、海外からの評価が高く日本では忘れられがちだったり、その多くはすたれる危機に直面しつつある。この大きな問題に立ち向かうというか、チャンスであり生きがいとして信じてぶつかっているのが矢島里佳さん率いる和えるだ。

和えるホームページより:
「子どもたちに日本の伝統をつなぐ」
伝統産業の職人が一つひとつ、想いを込めて大切に作ったモノを21世紀の子どもたちの手に届けたい。この想いから、株式会社和えるは誕生いたしました。
伝統産業品は元来、日常品として親しまれ、日本人の感性を幼少期から育んできました。
けれども、現在の日本からその姿は少しずつ消えているのが現状です。
しかし、弊社代表が全国を回り、実際に見て来た伝統産業は、きらきらとした輝きを失ってはいませんでした。
この輝きをもう一度日本に、世界に発信しなければ。「今こそもう一度、子どもたちに日本の伝統をつないでいこう!」この考えに賛同してくださった職人と共に、本物の良さを子どもたちに伝えていこうと立ち上がりました。
子どもたちが幼い頃から自然と本物に触れられる環境を創出し、豊かな感性を育み、
自国の文化を語れる真の国際人の創出への貢献を目指します。


勝屋久さんブログでも既に紹介されてますが、
和える1歳のお誕生日会(1周年記念祝賀会)に参加させていただきました(その1)
和える1歳のお誕生日会(1周年記念祝賀会)に参加させていただきました(その2)
素敵な人たちばかりの清々しい集まりでした。東京でのパーティーは面白いものもあるが邪気をはらむものもあり、和える一周年は特筆ものでした。被災地支援のITで日本を元気に!でもご一緒する及川卓也さん@Googleや、二日後の映画「happy」上映会で再会した井上英之さん@慶應義塾大学院など、いい人たちのコミュニティになってます。

和える社長 矢島里佳さん: ブログ ツイッター
信じて前進する人の言葉はすっと入ってくる
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高校時代TVチャンピオン2「なでしこ礼儀作法王選手権」優勝(テレビ東京)。執筆、講演なども多数。海外での和の伝道活動も。

本藍染出産祝いセット
『日本に生まれてきてくれてありがとう!』
世界193カ国ある国の中から日本を選び、生まれてきてくれた大切な赤ちゃん。
そんな日本の赤ちゃんを「日本のものでお出迎えしたい。」
その想いから、この本藍染出産祝いセットは誕生しました。

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さっそく小生もおめでたファミリーに贈りました。
参考記事:徳島新聞|乳幼児向け天然藍染 産着・靴下、色落ち少なく

和えるのロゴ…なんと位相を動かしてOKという創造的なもの。素晴らしいデザイナーが和えるを支えています。
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和えるブランドコーディネーターの小林もえさん、矢島里佳さん
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本藍染出産祝いセットほか和えるが写真を使っているかわいい赤ちゃんとご両親も登場。
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余談ですが、なぜ和か?について小生が考える一つの答え:
人材の国際化が叫ばれてる昨今の日本ですが、エコシステム戦略の視点から問われるのは、「自分」とは何か、です。海外で活動し、海外の人とつながろうとするとき、日本人がたずねられるのは日本のこと、そしてあなたのアイデンティティーです。日本のこの点はどうなの教えて、とか、日本人であるがゆえの関心を持ってもらっての問い、あるいはお前は誰だ、どんな奴だ?という問いが投げかけられます。そのとき、英語はできるよ、とか海外の話だけでは、下手するとself-esteemやconfidenceが弱い根無し草と思われかねません。もちろん、自国のことを押し付けてばかりでは嫌がられますが、「自分」を持つのは大切です。その自分の大きな要素の一つは日本なのです。

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