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橋本正徳の非営利な活動を報告します

「非営利」と「営利」の補完作用

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Othello

法人、非法人を問わず、「非営利な団体」、もしくは「コミュニティー」に深く関わらせていただいている。一方、僕は「営利企業」の役員でもある。その両輪をバランスよくがんばっていると(営利企業に対する比重が大きいのだが)、あるときは「営利活動」が「非営利活動」を支え、「非営利活動」が「営利活動」を支える感覚になってくる。

企業の中で活動をしている人には気付きにくいかもしれないが、「営利活動」ではやりにくいことがたくさんある。「社会的」であればあるほど、僕らのような小さな企業ではなかなか難しいことがある。「自分の作ったプロダクトで世の中をあっと言わせたいが、上司の許可、会社の許可が得れない!」など、その代表例だと感じる。そんなとき、場を「非営利活動」に移して活動するといい。「自分の作ったプロダクトで世の中をあっと言わせたい」のならば、「オープンソースプロダクト」を展開するといい。「非営利活動」することで「営利活動」へのインプットを増やすことも可能だ。例えば「知識」、例えば「体験」、「経験」などがそれに当たる。

まだまだ、色々と「非営利な活動」への参加ボリュームを増やしていくと、気付いていないことにどんどん気付くかもしれない。逆もありきで、「営利」のなかで学んだ何かを、「非営利」へのインプットにすることもできる。「マーケティング」なんかの知識は、「営利」の中で手に入れることが多いと思うが、その知識を、経験を、「非営利」に利用することも可能だ。

「非営利」は「営利」は表裏ではなく、相互に補完し合うものだと考える。


写真:noahg.

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