社会的企業(しゃかいてききぎょう、Social Enterprise, Social Entrepreneurship)とは、社会的課題の解決を目的として収益事業に取り組む事業体のことである。こうした事業を創始することを社会的起業と呼び、こうした事業を創始した人間のことを社会企業家・社会起業家と呼ぶ。
写真は、『貧者の銀行』として知られているバングラディッシュのグラミン銀行のムハマド・ユヌスさん。詳細は知らないが、貧困層向けに事業資金を融資し、生活の質の向上を促す活動を行っている。2006年ノーベル平和賞を受賞。
グラミン銀行では、貧困層向けに事業資金を融資し、生活の質の向上を促す活動を行っている。バングラデシュにおいては「16の決意」と呼ばれる価値観を広めている。女性を中心にして500万人以上に貸し付けを実施。顧客に対し担保を求めない代わりに、顧客5人による互助グループがつくられる。これは、それぞれが他の4人の返済を助ける義務があるが、連帯責任や連帯保証ではなく、他のメンバーに本人に代わっての支払いの義務は生じない仕組みである。このようなシステムによる貸付金の返済率は98.9%と、通常の銀行と比べても遜色のないレベルを保っている。得られた利益の全額が災害時のための基金にまわされる。
グラミン銀行まではいかないが、その他多くの小さな「社会的企業」というのもがあるようだ。「地域活性化」や、「チャリティー活動」など、社会貢献の種類は多岐に渡る。通常の企業も、大なり小なり「社会的課題の解決」を目的にしていると思うが、社会的企業は、その度合いが半端無く大きいようだ。「NPO法人G-net」のようにNPOという形態を取っていることも多い。詳しくは、『社会的企業 - Wikipedia』を見ていただくと良いと思う。
個人的な意見だが、国内オープンソースソフトウェア開発コミュニティの運営支援と、支援コミュニティの開発成果物に付随する知的財産権管理を通じて、広く社会貢献を行っていくことを目的とした特定非営利活動法人「Seasarファウンデーション」も、ある種の「社会的企業」ではないか?と思える。もう少し、NPOについて学ぶとともに、ムーヴメントに過ぎないかもしれないが「社会的企業」についても知りたく思う。
写真:Marufish
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